研究課題/領域番号 |
05650479
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
地盤工学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
AYDAN 〓mer 東海大学, 海洋学部, 助教授 (70194636)
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研究分担者 |
清水 泰弘 名城大学, 理工学部, 助教授 (70076636)
浜田 政則 東海大学, 海洋学部, 教授 (30164916)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 岩盤 / 不連続面 / 表面特性 / 力学特性 / 水理特性 / 試験 |
研究概要 |
1-)現場において不連続面の表面幾何学特性を計測するために、表面形状記録装置を製作した。さらに、表面幾何形状を定量的に表すパラメータを決定するための解析を行うといった一連の計測・定量化システムを開発した。(アイダン、浜田、清水) 2-)不連続面の力学特性を計測するために現場用せん断試験器を利用した。(アイダン、清水) 3-)対象とする岩種は中部地域に広く分布する自然岩盤における多くの不連続面について、表面幾何学特性の定量化、力学特性の計測、およびシュミットハンマーによる不連続面表面の簡易強度試験を行い、不連続面の表面幾何学特性、力学特性、強度特性に関するデータを蓄積して来た。(アイダン、清水) 日本の他の地域でも見られるが、対象とした岩種は中部地域に広く分布する花崗岩、流紋岩、砂岩、頁岩、泥岩、安山岩、凝灰岩および片麻岩であった。これらの自然岩盤における多くの不連続面について、開発した表面幾何学形状用一連の計測・定量化システムによって表面幾何学特性の定量化、現場用せん断試験器を用いて不連続面の力学特性の計測、およびシュミットハンマーによる不連続面表面の簡易強度試験を行い、不連続面の表面幾何学特性、力学特性、強度特性に関するデータを蓄積して来た。 現在まで他の研究者の行ってきた不連続面の表面特性の研究は、人工的な不連続面を対象としたものが多く、自然岩盤の不連続面を対象とした研究はほとんど行われていなかった。本研究では、自然岩盤の不連続面を対象にして、表面特性パラメータと水理・力学特性の関係を明らかにし始めている。この研究が、岩盤不連続面の水理・力学挙動の力学的・数値解析モデル化について貴重な情報を与えると期待している。
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