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排ガス中の一酸化炭素濃度データの利用による有機ハロゲン化合物の制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650523
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関京都大学

研究代表者

武田 信生  京都大学, 工学部, 教授 (20026256)

研究分担者 岡島 重伸  京都大学, 工学部, 助手 (60233318)
平岡 正勝  京都大学, 工学部, 教授 (30025861)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1994年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード有機塩素化合物 / 紫外線分解 / イオンクロマトグラフィー / 流動床式焼却炉 / 炭酸カルシウム / 酸性ガス / アンモニア / 窒素酸化物 / 塩化水素 / 有機ハロゲン化合物 / 一酸化炭素 / 塩素
研究概要

清掃工場からの有害成分の排出という問題に対して、本研究では構造的類似性の高い芳香族ハロゲン化合物の総量としての把握と有害成分の低減化対策のいくつかを検討した。
有機溶媒抽出-紫外線分解-イオンクロマトグラフィーという操作の組み合わせによって、有機ハロゲン化合物を無機ハロゲン総量として定量する方法について検討した。紫外線分解条件では、固体の水酸化ナトリウムを2-プロパノールに溶解した分解剤を用いることにより、有機ハロゲン化合物から100%のハロゲン回収率が得られた。イオンクロマトグラフィーでの妨害成分の除去には、試料前処理用カートリッジとODSガードカラムが有効であった。飛灰中の有機ハロゲン化合物の定量を行い、有機塩素化合物総量(Total Organic Chlorine: TOCl)と有機臭素化合物総量(TOBr)をそれぞれ定量できた。流動床式小型実験焼却炉から排出される燃焼廃ガス中の有機塩素化合物をTOClとして定量できた。
供給試料中へのCaCO_3の混合実験と、二次燃焼室へのNH_3の注入実験により、流動床式小型実験焼却炉からのHCl、SOx、NOxの有害ガス成分およびクロロベンゼン(CBzs)・クロロフェノール(CPhs)の有機塩素化合物の低減化対策を実験的に検討した。CaCO_3の添加によって廃ガス中のHClとSOxは効果的に減少し、二次燃焼室温度800℃、Ca/Cl_2モル比=2においてHClの減少は95%以上であった。一方、廃ガス中のNOxは増加した。これはCa系化合物の酸化触媒作用によると考えられた。同時にCOも減少し、CBzs・CPhsはCa/Cl_2モル比=3の条件でCBzsは30%以下に、CPhsは50%以下に減少した。NH_3の注入によっては、廃ガス中のNOは減少した。NH_3/NOモル比=1のとき除去率は約30%であった。廃ガス中のCBzsも減少し、NH_3/NOモル比=1のときに約50%、NH_3/NOモル比=5のときに約70%の低減化効果が得られた。

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 武田 信生: "都市ごみ焼却炉における有機塩素化合物の定量方法に関する基礎的研究" 環境衛生工学研究. 8. 170-174 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 武田 信生、他 3名: "都市ごみ焼却炉における有機塩素化合物の定量方法に関する基礎的研究" 環境衛生工学研究. 8. 170-174 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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