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居住環境の色の識別の個人差に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650567
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関大手前女子短期大学

研究代表者

大野 治代  大手前女子短期大学, 生活文化学科, 助教授 (40029187)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード視認実験 / 有彩色 / 無彩色 / 色彩評価 / 色の見え方 / 安全色彩 / 色の好み / 居住環境
研究概要

居住環境に使われている色の見え方は、種々の要因に影響されるが、特に有彩色視対象の識別には、検討すべき要因が多いと考えられる。ここでは視対象の形・大きさの要因については無彩色視対象の見え方の結果をある程度準用できると考えて、有彩色視対象と背景との刺激量の差異に着目して研究をすすめている。順応輝度と色相と対比感の関係をより明らかにするため、個人の評定差の多い色相について定量化するため視認実験をすることにした。実験の対象とした被験者は、394名の短大生である。視認実験は、無彩色及び無彩色に近い低彩度で仕上げられた講義室で、平均照度約650lxの人工照明のもとで、無彩色(N7)を背景とした場合の基準視対象(N3.5)に対する有彩色視対象の評価を50の色票について行った。その結果、1.色の嗜好特性の設問に対しては、普通と答える評価が高く、嫌いと評価する意志表示の少ない傾向が見られた。2.評価の差異は、被験者全体でみると、中央値と80%レンジ下限値の評価はほぼ似た傾向を示すが、上限値では評価のばらつきが多く見られた。3.安全色彩の評価は、ほぼ目的を達成していると考えられるが、用心、安全に対する評価は低い結果を示した。4.高彩度の色は、安全色彩の中で高い評価を示す視対象と評価傾向はほぼ同じであった。5.基準視対象に対する評価傾向は、色の嗜好特性に明確な差異がみらる被験者でも、評価のばらつきはほぼ同じであった。今後、照度が変化した場合、被験者の世代、色差、視対象の抽出などについても検討すべきであると考えている。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大野,治代: "居住環境に使われる色の評価-短大生の場合-" 日本色彩学会誌. 18(発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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