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西洋古代・中世と東方における建築尺度用法の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650601
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築史・意匠
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

藤本 康雄  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (90027772)

研究分担者 西田 雅嗣  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助手 (80198473)
竹内 次男  京都工芸繊維大学, 美術工芸資料館, 助教授 (30069827)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードローマ尺 / カロリング尺 / シャトルトル大聖堂 / 「迷路」 / コシーツェ教会堂 / 古代尺 / シトー会教会堂平面構成 / ヴィラール・ド・オヌクール
研究概要

1.研究経過
西洋古代・中世の建築尺度に関しては、われわれのこれまでの研究成果を再探査したほか、熊本大学堀内調査隊の研究成果の分析を行った。中東・アジアについては、各種の既発表遺構調査報告から尺度の収集を行った。作業半ばで、別途科学研究費補助金(海外学術調査)の交付が得られ、研究組織全員が64日間ヨーロッパに調査に赴いたので、計画実施が大幅に遅れることとなった。しかし、現地調査に基づく新たな一次資料も得られたので、研究補助者の協力のもとに、尺度採集整理を進めた。設備備品に予定した尺度関連図書は、他大学の所有するところとなったが、今後の参照は可能である。代りに中世建築関連図書を得た。
2.研究成果
担当者藤本は、従来にもローマ尺・カロリング尺の汎用を主張して来たが、今回のシャントル大聖堂「迷路」舗石図拓本採りに際しても、295m/mのローマ尺の使用を確認するなど成果があった。堀内調査隊資料分析からも、ローマ尺・カロリング尺の多用が見い出された。
分担者竹内は、現地調査メモに基づき研究補助者を指揮して、コシーツェ教会堂ほかの実測図面を作製中である。既にいくつかの建物について、東欧におけるローマ尺・カロリング尺の使用が見込まれるに至った。
分担者西田は、シトー会教会堂平面構成に関連して、ヴィラール・ド・オヌクールの画帖におけるローマ吋寸法使用を明らかにし、教会堂実測調査から、中世フランス各地でのローマ尺やカロリング尺、及びそれらの近似尺度の多用を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西田雅嗣: "ヴィラール・ド・オヌクールの示すシトー会教会堂平面の基礎図形と構成法について ヴィラール・ド・オヌクールのシトー会教会堂平面(2)" 日本建築学会計画系論文集. 459 (未定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 西田雅嗣: "中世シトー会教会堂平面に見る幾何学的構成方と尺度について-四つの「ベルナール式平面」を例として-" 京都工芸繊維大学工芸学部研究報告「人文」. 42. 57-81 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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