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超高圧下での天然多糖類による包接平衡に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05650741
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 化学工学一般
研究機関東北大学

研究代表者

横山 千昭  東北大学, 反応化学研究所, 助教授 (50150256)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード高圧 / 包接 / 相平衡 / 天然多糖類
研究概要

本研究においては、セルロース、でんぷん等の天然多糖類や、ゼラチンなどの天然高分子による包接化合物生成反応の平衡定数の圧力依存性を明確にすることを目的として、これらの高分子溶液の超高圧下でのゾル-ゲル転移やコイル-グロービュイル転移等の相転移現象の測定ならびに相平衡下での低分子量化合物の分配係数の測定を精密に行うための測定法の開発を行った。はじめに、超高圧下での相平衡を直接観察できる装置を作製し、ゼラチン水溶液のゾル-ゲル転移温度の圧力依存性を最高圧力500MPaまでの領域において測定した。さらに、低分子量化合物として、塩化ナトリウムや塩化リチウムなどの電解質を用い、これらを添加した場合のゾル-ゲル転移温度の測定を行った。その結果、電解質濃度が希薄な場合には転移温度は増加するが、濃度が濃くなるにつれて転移温度が減少する傾向が見られた。また、この傾向はゼラチン濃度が濃いほど顕著であることがわかった。このように転移温度が圧力や濃度によって複雑に変化することを報告したのは本研究が最初である。次に、高圧下で相分離した場合の各相における低分子量化合物の分配係数を測定し、それより包接平衡定数を決定するための2個の高圧セルより構成される高圧分光測定装置を製作した。測定は紫外・可視分光装置を使用した。現在、装置の健全性のチェックを行っている。健全性が確認された後、超高圧下での包接平衡の測定を実施する予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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