研究課題/領域番号 |
05650753
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
幡手 泰雄 鹿児島大学, 工学部, 教授 (00038051)
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研究分担者 |
愛甲 涼子 鹿児島大学, 工学部, 教務職員 (50244265)
吉澤 秀和 鹿児島大学, 工学部, 助手 (20244262)
上村 芳三 鹿児島大学, 工学部, 助教授 (60160222)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 液晶性モノマー / 液晶性ポリマー / ガラス転位温度 / 側鎖型液晶 / 偏光性 / 異方性 / マイクロカプセル |
研究概要 |
液晶性高分子を膜物質とするマイクロカプセルを調製するため、ビフェニルオキシヘキシルカルボニルエチレン(BHC、側鎖型液晶モノマー)を合成した。次に、モノマーを種々の条件で重合させることにより異なる性状を持つ液晶ポリマーを得ることができた。すなわち、懸濁重合によりスチレンとの共重合体の調製を試み、約300mum液晶性ポリマービーズ(米粒状の形状)を、乳化重合により球状サブミクロンの液晶性ポリマーを、さらにベンゼンを溶媒とした溶液重合を行うことにより、溶媒に溶解した状態で数千から数十万の分子量を持つ液晶性ポリマーを得た。調製した液晶ポリマーの分子量、ガラス転位温度等の物性値を測定した。さらに、液晶特有の偏光性を指定された温度上昇速度で、指定された周波数で指定された電位を変化させ得る測定機を試作した。試作機により、0.5〜5°C/minの温度上昇及び下降速度における偏光を測定し、ガラス転化温度付近以上では異方性は示さないが温度上昇と下降で、また上昇及び下降速度でその曲線が異なることがわかった。これは、高分子性液晶の分子鎖長が関連があると推察されており、今後さらに詳細に検討する予定である。また、液中乾燥法により液晶性高分子被覆のマイクロカプセルを調製することに成功した。今後その徐放特性に及ぼす高分子性液晶膜の物性の影響について検討する予定である。 本研究で調製したBHCポリマーは電位負荷による液晶状態への移行は認められなかった。今後は、より応用範囲が広い電荷応答性液晶ポリマーを調製する必要があると思われる。
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