研究課題/領域番号 |
05650782
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
触媒・化学プロセス
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
和田 雄二 大阪大学, 工学部, 助教授 (40182985)
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研究分担者 |
村越 敬 大阪大学, 工学部, 助手 (40241301)
柳田 祥三 大阪大学, 工学部, 教授 (10029126)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | オリゴパラフェニレン / フッ素化 / トリフルオロメチル基 / ヒドロキシル化 / フェノール合成 / 光触媒 / 人工光合成 / 光分解 / ペルフルオロパラフェニレン / 光酸化 / 水光分解 / 混晶 / 部分フッ素化 / フェントン反応 / 水酸化 |
研究概要 |
1.ペルフルオロポリパラフェニレンにRhコロイドを担持し、これを光触媒として水分子の水素分子およびヒドリキシルラジカルへの同時酸化還元に成功した。ヒドロキシルラジカルは系中に存在するベンゼンにより捕捉され、フェノールとなる。発生水素量は化学量論的にフェノール量から見積もられる量の1/2である。これは、ペルフルオロポリパラフェニレンが反応中にラジカルアニオンを経由して分解するためおよびベンゼンの水素化に電子が消費されるためと考えられる。分子軌道計算からペルフルオロポリパラフェニレンと水分子の間に相互作用があることが予想され、この相互作用が水分子の活性化に重要な働きをしていることが示唆された。 2.ペルフルオロテルフェニルの光酸化触媒作用機構を明らかにする目的で、レザーフラッシュホトリシスによる光化学過程の検討を行った。ペルフルオロテルフェニルは励起後、速やかに三重項状態に項間公差することがわかった。この三重項状態が酸化的に消光されることによって生成するラジカルカチオンが光酸化触媒作用の酸化種であると推定される。 3.部分フッ素化デルフェニルの酸化還元電位の測定を行い、フッ素化の程度が高くなるとともに還元電位、酸化電位とともに正側にシフトすることが確認された。 4.オクタフルオロフェナジンの合成を行い、この化合物が可視光照射下で水分子1電子酸化反応に対する光触媒活性を示すことを確認した。
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