研究課題/領域番号 |
05650797
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物・生体工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
本多 裕之 名古屋大学, 工学部, 助教授 (70209328)
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研究分担者 |
小林 猛 名古屋大学, 工学部, 教授 (10043324)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1994年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 人工肝臓 / 肝実質細胞 / 三次元培養 / 固定化担体 / アルブミン / グルコース / 動物細胞培養 / 長期維持 / コラーゲン / 細胞接着因子 |
研究概要 |
1.動物細胞の三次元的固定化培養に適した担体の開発を試みるため、細胞接着因子、あるいは増殖因子捕捉能を持つヘパリンを架橋固定した三次元的マトリックス担体、また正電荷や負電荷をもつ担体を用いて浮遊性、付着性の動物細胞の高密度三次元固定化培養を行った。その結果セルロース系多孔性担体が優れた細胞固定化能を示し、かつ正電荷を付与した場合に到達細胞密度、生理活性物質生産性ともに最も高い値を示した。 2.バイオリアクター内で肝機能を発現させるためには、肝機能を長期に維持することが肝要である。肝細胞の機能は培養期間を通して徐々に低下する。このため肝機能発現に及ぼす各種添加物の影響を調べた。その結果、アミノ酸の内プロリン、ヒスチジンが、酵素ではカタラーゼ、スーパーオキシドジスムターゼが、その他ではアスコルビン酸、トランスフェリンが効果的で、2から3倍のアルブミン分泌能を示すことが分かった。 3.同様にグルコース濃度の影響について調べた。グルコース濃度を0.1〜3.0mMに変化させたところ初期アルブミン分泌量はグルコース濃度が低いほど高かった。また、培養途中でグルコースを添加し機能維持を図ったところ、培養4日目にLow(グルコース0.1mM)からHigh(グルコース10mM)にシフトした場合、培養14日目においても対照の約2倍のアルブミン分泌量を維持していた。このことから肝機能を維持するために、グルコース濃度を最適値に制御する培養方法が有効であることが明らかになった。
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