研究課題/領域番号 |
05650943
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村川 英一 大阪大学, 溶接工学研究所, 助教授 (60166270)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | ガス切断 / プラズマ切断 / 有限要素法 / 熱変形 / 残留変形 / 切断誤差 / 残留応力の影響 / 固有ひずみ / 有限要素性 / 過渡変形 |
研究概要 |
1950年代初めに導入されたNS切断技術により、船舶建造時における鋼材切断工程の飛躍的な合理化、自動化が図られた。さらに最近では、ロボット技術の進歩により、熱練工に代わって、溶接ロボットが積極的に導入されるようになった。また、このような自動化と平行して、機械化・自動化をより効果的なものとするために、組立手順の見直しが行なわれている。効率的な建造を行うためには組立手順として、例えば、ロンジ材を自動溶接により板材に先付けし、これに、トランス材を差入れるという組立手順が考えられる。さらに、溶接の工程数を削減するために、従来のスロットを開け、ロンジ材を通した後でスロットを再びカラープレートでふさぐ方法をやめ、スリット型の穴にロンジ材を通す形に組立手順を改善しようとすると、各部材に対して従来にも増して高い寸法精度が要求される。このような寸法精度を実現するためには、部材の切断工程における精度の保証と溶接変形の制御が是非とも必要となる。 そこで、本研究では、FEMによる切断シミュレーションプログラムを開発するとともに、一連の実験を行いFEMモデルおよび理論的予測の妥当生について検討した。つぎにFEMシミュレーションを用いて、切断に伴う寸法誤差を支配する要因を分析し、その分析結果に基づき、切断誤差の制御・抑制対策の検討を行った。
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