研究概要 |
1.古紙再生パルプ中に存在するインキエマルジョンを作製した.すなわち油分としてアマニ油,n-デカン,エマルジョン安定剤として非イオン界面活性剤,陽イオン界面活性剤を,pH,濃度を変化させて作製した.これらのエマルジョンの形成,安定性をエマルジョンの滴径とζ電位を測定してその結果に検討を加えた. 2.印刷インキの主成分であるアマニ油を脱インキ剤水溶液にエマルジョンで懸濁させ,このエマルジョンを半連続式フローテーション装置を用いて除去実験を行った.エマルジョンの濃度を分光光度計の吸光度で測定した.これらの結果について検討を加え,連続化フローテーションへの改善点を見出した.
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