研究課題/領域番号 |
05660033
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
植田 尚文 島根大学, 農学部, 教授 (70032571)
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研究分担者 |
青木 宣明 島根大学, 農学部, 助教授 (40032651)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | ブルーベリ- / 促成 / 切り枝 / 開花率 / 花芽分化 / 休眠打破 / 冷蔵期間 / 花芽 / 切り花形質 / 品種間差 / ブルーベリー / 花材生産 / 促成開花 |
研究概要 |
ブルーベリ-の促成切り花や鉢花栽培を行うための基礎資料を得る目的で、花芽分化発達過程を調べるとともに切り枝や鉢植え苗を用い、休眠打破のための冷蔵の開始期、期間並びに促成効果を検討した。 1.ハイブッシュ・ブルーベリ-の早生品種'Northland'は6月上旬から花芽分化を開始し、7月上、中旬に雌ずい形成期に達した。ラビットアイ・ブルーベリ-の早生品種'Woodard'は、花芽分化開始期及び雌ずい形成期がハイブッシュ・ブルーベリ-の'Northland'より約2か月遅れた。 2.'Northland'について、花芽着生枝の冷蔵時期および期間が開花率に及ぼす影響を調査した。その結果、12月下旬までに50%以上の開花率が得られたのは、10月中旬に採取し、30日以上冷蔵した区であった。 3.'Northland'について、花芽着生枝の冷蔵時期、葉の有無、湿度の高低(高:70〜80%、低:35〜40%)が開花率に及ぼす影響を調査した。開花率は冷蔵時期や葉の有無より湿度の影響が大きかった。高湿度区の開花率はいずれも50%以上で、最高値が70.9%であった。 ハイブッシュ・ブルーベリ-の2年生(鉢植え)'Northland'、'Rancocas'、'Jersey'、'Darrow'の4品種について、冷蔵時期および期間が開花率に及ぼす影響を品種間で比較した。各品種とも冷蔵期間が長くなるほど開花率は高くなり、品質も向上する傾向がみられた。'Darrow'、'Northland'は、他の2品種より短期間の冷蔵で高い開花率が得られた。 以上の結果は、花芽分化期の早いハイブッシュ・ブルーベリ-で品種を選べば、促成切り花、鉢花の年内出荷が可能なことを示唆している。
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