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我が国におけるショウガ属蔬菜の育種に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05660037
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関琉球大学

研究代表者

安谷屋 信一  琉球大学, 農学部, 助教授 (20128466)

研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードZingiber mioga Roscoe / Zingiber officipale Roscoe / Seed Setting / Seed propagation / Breeding / Zingiber officinale Roscoe / Seed setting / Sterility / Pollination / seed setting
研究概要

1.ミョウガの育種
1)実生系統の形態的特性および選抜
1989年および1990年に,16時間日長,約20℃および高湿度条件下で受粉することによって多くの実生(系統)を得た.これらの実生系統のうち,染色体数2n=49〜60を有する系統の形態変異を調査した.供試した実生系統の多くは,親系統より小型であった.しかし,3実生系統は,親系統より多くの花穂を生産した.以上の結果より,ミョウガの育種は,種子繁殖育種によって進展すると結論付けた.
2)ミョウガのin vitro増殖
通常の茎頂培養法によって不定芽の分化を促すことは困難であった.しかし,茎頂部を垂直に2分割し,頂芽を物理的に破壊した後,8〜12ppmBA添加の寒天培地で培養することにより,多くの不定芽を有する培養体(多芽体)を得ることができた.これらの多芽体を細断し,同様なBA濃度の寒天培地で培養することにより,多芽体のみの増殖が可能となった.増殖した多芽体を1ppm BA添加の液体培地で振とう培養することにより,多くの小植物体を得ることができた.
2.ショウガの育種
1)4倍性ショウガの花粉稔性
4倍性ショウガ系統('金時4X','三州4X','フィリピン4X')の花粉稔性(27.3〜74.2%)は,2倍性系統のそれら(0.3〜6.2%)より著しく向上した.
2)4倍性ショウガにおける受粉環境
4倍性系統の最適花粉発芽温度は14〜23℃で,花柱内花粉菅伸長も17℃で最も優れた.花粉発芽および花柱内花粉菅伸長は,飽和湿度条件下で良好であった.これらの結果から,4倍性ショウガの受粉環境は,約17℃,飽和湿度条件下であると推察された.このような環境下における結実については検討中である.

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 安谷屋信一: "ミョウガの自殖一代における形態変異" 園芸学会雑誌. 64. 815-823 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 安谷屋信一: "ミョウガの自殖第一代における形態変異" 園芸学会雑誌. 64. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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