研究課題/領域番号 |
05660045
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物保護
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
寺岡 徹 (1994) 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60163903)
国見 裕久 (1993) 東京農工大学, 農学部, 助教授 (50195476)
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研究分担者 |
KUNIMI Yasuhisa Tokyo University of Agriculture & Technology, Associate Prof. (50195476)
寺岡 徹 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60163903)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 顆粒病ウイルス / アワヨトウ / カリヤコマユバチ / タンパク質毒素 / 相互作用 / 寄生バチ / 生物的防除 / 毒素 / 寄生蜂 |
研究概要 |
顆粒病ウイルス感染アワヨトウ幼虫の体液中に認められる毒素タンパク質のカリヤコマユバチの各組織に及ぼす影響を調査したところ、毒素処理後、48時間以内にハチの発育は停止し、クチクラが真皮から剥離して内部組織の萎縮が認められた。組織切片を作成して各組織の微細な変化を観察したところ、真皮が最も早くに毒素の影響を受ける組織であることが明らかとなり、毒素処理24時間後の真皮では、核と思われる細胞内容物の凝縮や細胞の消失が観察された。毒素処理48時間後では、真皮周辺の脂肪組織で病変が認められ、脂肪細胞の形態が球形となり、細胞の配列も不規則となった。毒素処理72時間後では、ほとんどの組織で病変が認められ、多くの細胞は死滅していると考えられた。 毒素を限外分子量3万の限外濾過膜を供試して分画したところ、分子量3万以上の分画に活性画分を得た。毒素を限外濾過により濃縮後、HPLCを用いてゲル濾過クロマトグラフィーに供試したところ、保持時間95分〜115分の画分に殺虫活性が認められた。毒素をHPLCを用いて陰イオン交換クロマトグラフィーに供試したところ、保持時間4〜6分および6〜8分に活性画分を得た。各精製段階で得られた分画をSDS-ポリアクリルアミド電気泳動に供試したところ、4〜8本のバンドが検出されたが、全ての活性画分に検出される同一のバンドを得ることはできなかった。
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