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ヒノキ林の花粉生産に及ぼす立木密度,地位および樹齢の影響

研究課題

研究課題/領域番号 05660173
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 林学
研究機関京都府立大学

研究代表者

齋藤 秀樹 (斎藤 秀樹)  京都府立大学, 農学部, 教授 (20026636)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード繁殖器官 / 花粉 / 生産速度 / 立木密度 / 間伐 / 土壌環境 / ヒノキ人工林
研究概要

立木密度・土壌環境・林齢の異なるヒノキ人工林で雄花・種子・球果の生産量(個数・乾重)をリタートラップ法で測定し,比較検討した.花粉の生産量も調査した.
豊作年における主な結果は次の通りであった.(1)高齢林の場合,同じ土壌にある林分は立木密度が低いほど比例して雄花数は増加した.すなわち,Y-D効果が確認された.haあたり1本間伐すると,土壌に無関係に75×10^3個の雄花が増産され(花粉数では11×10^9粒),これは空中花粉の増加に直結する.一例として斜面上部の悪い土壌の高密度林分(2770本/ha)で間伐により1000本減ずると雄花生産は約30%増加すると見積もられた.斜面下部の成長良好な高密度林分(1736本/ha)で500本/ha(同30%)間伐すると15%の増加になる.また密度が同程度の林分であれば土壌環境が良くて成長の良い方が雄花生産は多かった.(2)若齢林の場合,土壌の良い林分の方が雄花生産は多いが,その違いは高齢林の時ほど大きくはなかった.(3)雌性部分の生産は土壌の良否とは無関係に一定であった.土壌が同程度であれば低密度の方が小差で多かった.雌性部分にはY-D効果は顕著に表れなかった.
凶作年においては以上の結果は認められず,林分間で無法則にバラバラの生産を示した.林齢と花粉生産量の関係においてもバラバラで,巨視的にみれば林齢に無関係に一定とみなせた.

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 内舘光邦・齋藤秀樹: "ヒノキ林の生殖器官生産量および種子生産様式-立木密度および斜面下部と上部による違い-" 京都府立大学農学部演習林報告. 39(印刷中). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] UCHIDATE,M.& SAITO,H.: "Changes in pollen production rates in Hinoki stands by tree density, soil fertility and stand age" Bulletin of the Kyoto Prefectural University Forests 39. (in press). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 内舘光邦・齋藤秀樹: "ヒノキ林の生殖器官生産量および種子生産様式-立木密度および斜面下部と上部による違い" 京都府立大学農学部演習林報告. 39(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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