研究課題/領域番号 |
05660216
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京水産大学 (1994) 宮崎大学 (1993) |
研究代表者 |
青木 宙 東京水産大学, 水産学部, 教授 (00051805)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | αグロビン / βグロビン / コイ / 遺伝子構造 / 遺伝子上流領域 / 魚類培養細胞 / アクチビンA / プロモーター活性 / alphaグロビン / プロモーター / 遺伝子発現 / CATアッセイ / ネオマイシン耐性 |
研究概要 |
コイのαグロビン遺伝子プロモーター活性がアクチビンAにより誘導されるかどうかを調べたところ、ヒトの血液系細胞であるK562細胞株ではプロモーター活性に上昇が認められたが、コイの鰭由来細胞であるGF細胞株ではプロモーター活性の上昇は認められなかった。このことから、コイのαグロビン遺伝子も血液系細胞であれば、アクチビンAによりプロモーター活性が誘導されることがわかった。 4種類の魚類の培養細胞株にネオマイシン耐性遺伝子をコードしているpSTneoを導入したところ、ネオマイシン耐性細胞が4種類それぞれの細胞株から得られた。導入したネオマイシン耐性遺伝子は細胞のゲノムに組み込まれていることもわかった。このことからネオマイシン耐性遺伝子は魚類培養細胞においても有用な選択マーカー遺伝子として利用できることが確認できた。 コイからクローン化したαグロビン遺伝子とβグロビン遺伝子は塩基配列、サザーンブロット法およびPCR法の解析により、同一のDNA断片上に隣接し、それらは互いの上流領域を向き合わせて存在していることがわかった。αグロビン遺伝子とβグロビン遺伝子の開始コドン間の塩基数は約800塩基で、塩基のアデニンおよびチミンの含有量が多いことがわかった。向かい合ったαグロビン遺伝子とβグロビン遺伝子それぞれのセンス鎖は互いのアンチセンス鎖であり、独特の対称配列を示した。
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