| 研究課題/領域番号 |
05660250
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| 研究種目 |
一般研究(C)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 研究分野 |
農業経済学
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| 研究機関 | 鳥取大学 |
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研究代表者 |
永木 正和 鳥取大学, 農学部, 教授 (90003144)
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| 研究分担者 |
浅見 淳之 帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (60184157)
金山 紀久 鳥取大学, 農学部, 講師 (00214445)
佐藤 俊夫 鳥取大学, 農学部, 助教授 (00150508)
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| 研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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| 研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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| 配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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| キーワード | 市場効率 / 市場競争 / 取引費用 / DEA分析 / 地場加工 / 新食糧法 / クォータ売買 / 取引意用 / DEA(Date Envelopment Analysis) / 流通効率性 / 市場構造 / 取引慣行 |
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| 研究概要 |
市場開放の時代に相応しい市場システムの再構築を視座に置きつつ、主要な農産物と生産資材につき、市場効率性の現状評価、並びに改善策を理論的、実証的に解明した。具体的には以下の研究成果を得た。
1.野菜共販の販売戦略と流通効率:生産者、卸売業者の双方が負担している「取引費用」が流通効率を下げている関係を立証した。産地に求められる改善方向としては、大量注文への対応と、規格統一した大きなロット販売対応である。
2.青果物卸売会社の経営効率と市場効率:青果物卸売会社を規模分類し、DEA法で経営効率を計測した。規模間での経営効率の相違は明白ではなく、個別分散が大きいことが明らかになった。この経営効率格差に規格・品質別の分荷の行程が関与していることが示唆された。
3.地場加工畜産物のマーケッテング:市場効率性の生産者の付加価値の大きさで捉えた。岡山県蒜山酪農協のジャジ-種牛乳による乳製品の地場加工・販売の事例を分析した。製品差別化した商品開発、また遠隔地小売店直販で販路を拡大してきた付加価値戦略の意義を評価した。
4.米の流通実態と課題:本年から施行の新食糧法は、在庫調整機能が高まり、諸手続きが簡素化して市場効率の改善が期待される反面、需給調整機能は低下しそうである。少なくとも生産者出荷段階の一元集荷・販売が不可欠であるという帰結を得た。
5.生乳流通、配合飼料流通の市場効率改善課題:乳業界の生乳需給調整機能が低いために計画生産による需給調整が不可欠であるが、従来の個人枠割当方式は市場効率を阻害している。厚生経済学分析から、当面は地域内部での限定的な枠売買が市場効率の改善に効果的である。飼料市場では、コーン・スターチ原料への「横流れ」防止規制が流通効率性を阻害している。流通過程の「規制緩和」の具体方策を提示した。
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