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コイ科魚類の棲息環境条件を備えた水源・水路施設系の設計に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05660264
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関山形大学

研究代表者

大久保 博  山形大学, 農学部, 助教授 (80203735)

研究分担者 島貫 正一  山形大学, 農学部, 助手 (50170957)
前川 勝朗  山形大学, 農学部, 教授 (40007076)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード釣り場 / ヘラブナ(Carassius auratus cuvieri) / 生息地 / 利用圏 / 溶存酸素 / アンケート調査 / 貯水池 / 植物プランクトン / ヘラブナ / 多面的利用 / ため池 / 農業水利施設 / 釣り場整備 / 管理組織 / 水質安定期間 / 放流時期 / ため池水質 / 水質分布 / 底部の影響 / 水質管理
研究概要

本研究は,平成5年度・6年度・7年度の3年間にわたって行ったものである.近年の社会的な要請から,土木的整備は生産活動に対する社会資本投資という性格から生活環境の創出および改良という方向へ展開してきている.これらの行為は,いわゆるエコロジカルネットワークでいう,人と自然とのバッファー領域に属するものである.従って,質の高い計画を立案するには,このような人の活動と自然との関係の実態を調査したデータの蓄積が重要となる.
さて,コイやフナは下流域や止水域(ため池・貯水池)での釣りの代表的対象魚種である.特にヘラブナ釣りを行う人々の間では専門の釣り会や団体が組織され,釣り場の清掃あるいは放流活動など社会的な活動も行っている.本研究の第1部では,こうしたヘラブナ釣りの実態を山形県内の釣り会に所属する人々へのアンケート調査および現地調査によって明らかにした.そしてこの結果を用いて,釣り人がため池や貯水池を評価する際の5つの要因について分析した.さらにため池や貯水池は釣り場として3つのタイプに分類された.次に,棲息環境条件を備えたため池や貯水池を新設あるいは改修した後,新たな施設に魚を放流することが問題となる.そこで,研究の第2部では,ため池における溶存酸素の鉛直分布を玉川ため池に4つのパイプを有したブイを設置して観測を行った.そして,植物プランクトンが溶存酸素の鉛直分布に与える影響について検討した.その結果,玉川ため池では,その影響が少ないことが判明した.また,溶存酸素総量の変化から自然状態への復帰に要する期間は約2カ月であると結論した.

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大久保博・前川勝朗・島貫正一・渡辺一哉: "釣り場の利用圏と分類に関する研究" 農業土木学会論文集. (投稿予定).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hiroshi OKUBO.Kasturo MAEKAWA.Shoichi SHIMANUKI.Kazuya WARANABE: "Study on the Sphere of Usage and Classification of Fishing Place" Journal of the Japanese Society of Irrigation Drainage and Reclamation Engineering. (in progress).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大久保 博 他: "貯留直後のため池の溶存存素の鉄道分布形成過程" 農業土木学会東北支部第40回発表会講演要旨集. 162-165 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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