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離散要素法による穀粒流動現象のシミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 05660298
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 農業機械学
研究機関東京農業大学

研究代表者

坂口 栄一郎  東京農業大学, 農学部, 講師 (00147480)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード穀粒 / 流動 / シミュレーション / 離散要素法 / 平底容器 / 振動分離 / 偏析
研究概要

穀粒の調製加工処理装置の改良や新技術の開発における効率の向上、及び穀粒の流動特性の解明を目的として、穀粒の流動現象の予測法について、2種類の流動現象を対象にして検討し、以下の結果を得た。
1.白米とガラスビーズを用いて、平底容器のスリットからの排出現象を観察した結果、自由表面の平均的位置はほぼ等しいが、白米の方が中央部の降下程度が大きかった。また、白米では粒子の長軸が流れの方向に向く"配向性"がみられ、回転はあまり生じていなかった。これらの白米の特徴は、形状が回転楕円体に近いことによると考えられた。その排出現象の離散要素法による2次元シミュレーションプログラムを、ペア要素(2つの円形要素が剛体的に接合した要素)と楕円要素について開発し、流動状態について円形要素とともに比較した。その結果、ペア要素と楕円要素は回転運動が不活発で、特に楕円要素は配向性もはっきりみられ、実験による白米の流動状態に近かった。
2.透明のアクリル樹脂板製の容器中に上層と下層に物性の異なる粒子層を堆積して垂直振動を与え、粒子の動きを観察して分離率を求めた。ガラスビーズ,鋼球,真鍮球を用いた結果、流動中の自由表面は水平で、粒径が大きく、密度が小さく、内部摩擦係数が大きい粒子が浮上する偏析現象が観測された。特に粒径比の影響が大きかった。この現象の離散要素法による2次元シミュレーション結果は実験結果と定性的に一致し、有効性が認められた。下層に籾 上層に玄米を堆積して加振させた結果、玄米が沈み籾が浮上する偏析現象が観察された。そのとき球形粒子より分離率が低く、自由表面が傾き、低い方に籾が滑り落ちて集まった。これは穀粒の回転楕円体に近い形状による配向性の影響であるため、籾と玄米の偏析現象を予測するには、形状を考慮したペア要素や楕円要素によるシミュレーションを行う必要がある。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 坂口栄一郎: "離散要素法による平底容器からの穀粒排出現象のシミュレーション-円形,ペアおよび楕円要素モデルの比較-" 粉体工学会1993年度秋期研究発表会講演要旨集. 106-109 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂口栄一郎: "離散要素法による平底容器からの穀粒排出現象のシミュレーション-円形,ペア,楕円要素による流動状態の比較-" 第53回農業機械学会年次大会講演要旨集. 403-404 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] E.Sakaguchi: "Simulation on flowing phenomena of grains by distinct element method" European Society of Agricultural Engineers '94 International Conference. 818-820 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sakaguchi E.: "Simulation of discharging phenomena of grains from flat bottom container by distinct element method-Comparison among circular, pair and ellipse element models- (In Japanese)" Proceedings of The Autumn Meeting of Japanese Society of Powder Technology in 1993. 106-109 (1993)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sakaguchi E.: "Simulation of discharging phenomena of grains from flat bottom container by distinct element method-Comparison of flowing states among circular, pair and ellipse elements- (In Japanese)" Proceedings of The 53 Annual Meeting of Japanese Society of Agricultural Machinery. 403-404 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Sakaguchi E.: "Simulation on flowing phenomena of grains by distinct element method" European Society of Agricultural Engineers '94 International Conference. 818-820 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 坂口栄一郎: "離散要素法による平底容器からの穀粒排出現象のシミュレーション-円形,ペアおよび楕円要素モデルの比較-" 粉体工学会1993年度秋期研究発表会講演要旨集. 106-109 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 坂口栄一郎: "離散要素法による平底容器からの穀粒排出現象のシミュレーション-円形,ペア,楕円要素による流動状態の比較-" 第53回農業機械学会年次大会講演要旨集. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2025-11-19  

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