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鶏の主要組織適合遺伝子に関する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05660329
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関広島大学

研究代表者

山本 義雄  広島大学, 生物生産学部, 教授 (10032103)

研究分担者 西堀 正英  広島大学, 生物生産学部, 助手 (80237718)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード鶏 / 血液型 / 主要組織適合遺伝子 / RFLP / 免疫応答
研究概要

血清学的判定によりB^<21>遺伝子をホモに持つ3系統、GSP,GSN,Fs系統を用いて、それぞれの血球から抽出したcDNAを制限断片長多型(RFLP)分析により遺伝子構造の解析を行なった。また、検出された遺伝子構造の違いと免疫能力との関係を明らかにするため、体液性免疫としての抗体産生能と細胞性免疫としての移植片対宿主反応(GVHR)を用いて遺伝子の構造と機能との関係について系統ごとの比較を行なった。この他に、特別天然記念物の尾長鶏についてもBシステムのRFLP分析による遺伝学的解析を行なった。得られた結果を以下に要約する。
(1)ブルセラ菌に対する抗体産生能はFs系統がGSP及びGSN系統より有意に高い抗体価を示した。
(2)GVHR能についても、Fs系統がGSP及びGSN系統より有意に高い脾腫指数を示した。
(3)B領域のうち、B-G領域では全ての系統で同じRFLPパターンを示し変異は見られなかったが、B-F及びB-L領域では系統ごとに特有のバンドパターンを示し、RFLPパターンを用いて系統を識別できることを明らかにした。
(4)GSP系統では、B-F及びB-L領域のRFLPパターンに個体差が見られ、3つのタイプに分けることができた。3つのタイプにはGVHR能にタイプ間で有意な差が認められれた。
(5)3つのタイプ間で交配試験を行なった結果、3種のバンドパターンは2種のホモ型バンドとそれらのヘテロ型からなると推測された。
(6)尾長鶏のB-G領域は血清学的判定と矛盾する個体が見られ、系統の造成過程で遺伝的に異なる幾つかの集団が何度かにわたって交配された可能性を示唆しているものと思われた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岡田 育穂: "高知県における尾長鶏の遺伝学的調査" 日本家禽学会誌. 30. 129-133 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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