• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

肥満細胞の分化及び機能に対する神経成長因子の関与とその作用機序

研究課題

研究課題/領域番号 05660371
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用獣医学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

松田 浩珍  大阪府立大学, 農学部, 助手 (80145820)

研究分担者 塩田 昌一  大阪府立大学, 農学部, 助手 (10137242)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード神経成長因子 / サイトカイン / プログラム細胞死 / マスト細胞 / 細胞分化 / アレルギー反応 / 造血幹細胞 / 炎症・免疫反応
研究概要

神経成長因子によるマスト細胞の分化及び機能に対する影響を調べるために実験を行ない,以下に示す成績を得た。
1.マウス造血幹細胞株であるFDCP-mix(英国パターソン研究所,Dextor博士より分与)をインターロイキン-3およびマウス顎下腺より分離精製した神経成長因子とともにメチルセルロース半固形倍地内にて培養した結果,マスト細胞を含む多種の血液細胞からなるコロニーの形成が認められ,神経成長因子に血液細胞分化誘導活性のあることが明らかとなった。
2.FDCP-mix,マウス培養マスト細胞およびラット腹腔マスト細胞に対する神経成長因子のプログラム細胞死抑制効果を調べた結果,フローサイトメトリー法,電気泳動法のいずれの測定においても,神経成長因子によるDNA断片化の阻止が認められた。
3.神経成長因子を前もってマウスに静脈内注射し、マスト細胞依存性即時型アレルギー反応への影響を調べた結果,有意な増強作用が確認された。
以上の研究成果は、神経成長因子が末梢神経の再生だけでなく、造血幹細胞の生存および分化を助長し,さらにその子孫であるマスト細胞に直接作用し、アレルギー反応を含めた免疫反応や組織修復に関与するとの可能性を支持している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi