研究課題/領域番号 |
05660382
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生物資源科学
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研究機関 | 九州東海大学 |
研究代表者 |
椛田 聖孝 九州東海大学, 農学部, 教授 (50148970)
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研究分担者 |
岡本 智伸 九州東海大学, 農学部, 講師 (70248607)
菊地 正武 九州東海大学, 農学部, 教授 (60023454)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 水生植物 / ホテイアオイ / サイレ-ジ / 水生バイオマス / 水質浄化 / 飼料価値 / 乳酸発酵 / ラン藻 / 富栄養化 / サイレージ |
研究概要 |
好水性植物および微細藻類による水質浄化は、得られたバイオマスをいかに有効利用できるかがポイントの一つである。 例えば、ホテイアオイの繁茂が環境的脅威となり、その実用化が充分実現化しない今日、特に東南アジア等で撲滅作戦がとられているのは、今のところその害作用防止上やむなき手段である。 本研究では、ホテイアオイサイレ-ジ実用化のために必要な技術をいくつか開発した。添加物としては、米ヌカ添加ホテイアオイサイレ-ジの飼料価値を明らかにし、食品製造副産物である醤油カスも4%〜5%添加で有用であることが分った(ただし、作用機作は米ヌカと醤油カスでは異なると考えられる)。また、好水性バイオマスとしては他にも、ポンテデリア(北米原産の柚水植物)やマコモが有用であることが新たに判明し、さらに検討中である。 微細藻類については、海洋性ラン藻(マイアミ大学コレクション)について分析し、120株中、15株が有望であることが分った。さらに、これら有用ラン藻と思われる株のうち、分析に必要な量が培養できた10株について飼料価値を一部分析した結果、粗タンパク含量は、56.1%〜62.3%と高く、in vitro乾物消化率は、69.7%〜96.8%とクロレラ等よりもはるかに高いことが分った。また、これらの株は、リノール酸やα-リノレン酸等の(n-3)PUFA(多不飽和脂肪酸)の合計割合が高く、30%以上を示す株がほとんどであった。 以上の結果より、好水性植物や微細藻類を組み合せた水質浄化とそのバイオマス利用の可能性が示唆された。
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