研究課題/領域番号 |
05670016
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
解剖学一般(含組織学・発生学)
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
瀬口 春道 高知医科大学, 医学部, 教授 (90030866)
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研究分担者 |
小林 俊博 高知医科大学, 医学部, 助手 (40153621)
岡田 〓彦 高知医科大学, 医学部, 助教授 (00025628)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ステロイドホルモン / アロマターゼP450 / インサイチュハイブリダイゼイション / 副腎皮質 / 脳 / マウス / ヒト |
研究概要 |
ステロイドホルモン等の類脂質の代謝径路を形態的にとらえることは、固定が困難なこと、脱水や包埋の過程で用いる有機溶媒が類脂質を溶出してしまうことなどにより非常に困難である。そのためステロイドホルモンの生合成に関する酵素の遺伝子発現等のついては未解決な点が多い。本研究は類脂質代謝に関与する酵素蛋白の産生に関与するmRNAの存在をin situ hybridization法を応用して、ステロイド代謝、特にステロイド生合成径路のうち、各種のアンドロジェンをエストロジェンに転換する過程に関与する酵素アロマテースP-450の局在を副腎皮質、脳で検出し、この酵素の遺伝子発現の様子を明らにすることを目的とした。 材料として妊娠16日目のマウスの脳及び病理解剖体より健常と思われるヒト副腎を用いた。マウスをエーテル麻酔下に0.1Mリン酸緩衝4%パラフォルムアルデヒド固定液にて潅流後、脳を摘出し、更に1時間固定、ヒト材料は同固定液にて1時間固定した後、クリオスタットにて10〜15mumの切片を作製した。プローブはAd47または11B47の47塩基ベースのオリゴヌクレオチドを合成にて作成し、^<32>Pにて標識、プローブとした。型の如く、脱タンパク、アセチル化した後、モイスト・チャンバー内にてプレハイブリダイズの後、ハイブリデイジョンを55゚Cで20hr行い、オートラジオグラフィ後、鏡検した。 その結果、ヒト副腎皮質では球状帯、束状帯、網状帯にほぼ均等に局在がみられた。また、マウス脳では、視床下部の背外側部、即ち、腹内側核、外側核大細胞性部等のニューロンに局在がみられた。これらの結果、これらの部位でエストロゲンの合成が行われていることを示唆している。本方法はステロイド代謝を研究する上で、大変有効な方法である。
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