研究課題/領域番号 |
05670074
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
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研究機関 | 金沢経済大学 |
研究代表者 |
平下 政美 金沢経済大学, 経済学部, 教授 (30102007)
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研究分担者 |
池田 幸應 金沢経済大学, 助教授
田辺 実 金沢大学, 医学部, 助手 (20217110)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 脳冷却 / 眼静脈 / 個人差 / 運動 |
研究概要 |
ヒトが高体温になると、顔面・頭皮の静脈血が眼角-眼静脈、導出静脈経由で頭蓋内に流れるようになる。その機序と個人差を解明する目的でこの研究を行った。 実験は室温28±0.5℃、相対湿度40±3%の人工気象室内で行った。前夜から食事コントロールをさせた健康な男子を被験者とし、頭部以外の全身を50℃にセットした加温箱により加温した場合、あるいは自転車エルゴメータにより種々の強度(60,30%〓O_2max,漸増的負荷)の負荷運動をした場合の、鼓膜温(Tty)、食道温(Tes)、全身皮膚温(7箇所)、前額の発汗量(〓sw)と皮膚血流量(〓sk)、眼静脈の血流方向とその速度(〓ov)を連続測定した。 熱負荷の手技如何にかかわず発汗と皮膚血流量は熱負荷開始後間もなく増加したが、〓ovの方向の変化(顔面から頭蓋底へ)はそれとは著しく遅れて起きた。さらに、〓ovの急激な逆転(U1)の態様を個人ごとに調べたところ、加温箱による体加温では被験者25名中19名(76%)、運動(60%〓O_2max)では15名中12名(80%)にそれが観察された。このうち運動鍛練者では12名中8名(67%)に、運動非鍛練者で4名中4名(100%)は体加温でU1が観察されたが、特に運動鍛練による影響は見られなかった。 ヒトの選択的脳冷却に関わって運動時や受動的体加温時におきる眼静脈血流の方向の変化の機序とその個人差についてつぎのようなことが明かとなった。眼静脈血流の頭蓋内への還流は、顔面の皮膚血流量の増加や発汗発現が始まる時点よりかなり遅れておき、この反応はほぼ20%のヒトに見られずかなりの個人差があることが判明した。
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