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脳内微量透析法によるオピオイド系とヒスタミン系の相互作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670094
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関岡山大学

研究代表者

大石 了三  岡山大学, 医学部・附属病院, 助教授 (90112325)

研究分担者 西堀 正洋  岡山大学, 医学部, 講師 (50135943)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードヒスタミン / マイクロダイアリシス法 / 無麻酔無拘束ラット / 線条体 / モルヒネ / μ-受容体
研究概要

申請者らは、オピオイド類がμ-受容体刺激によりマウス脳の神経性ヒスタミン(HA)の代謝回転を亢進させることを、代謝産物tele-メチルヒスタミンの測定により証明した。そこで本年度は神経性HA遊離をμ-アゴニストが促進することをin vivo microdialysis法で証明するための研究を行った。雄ウィスターラットの線条体に微小透析用プローブを挿入し、翌日無麻酔無拘束条件にて線条体における細胞外HA濃度を測定し、オピオイド類の投与による変化を調べた。モルヒネ3.8mg/kg皮下投与により細胞外HAは投与前の約300%に上昇した。この作用は、モルヒネ投与と同時にナルトレキソン1.6mg/kg皮下投与を行うことよって拮抗された。またヒスチジン脱炭酸酵素阻害薬(S)-α-フルオロメチルヒスチジン77mg/kg皮下投与により神経性HAを枯渇させた後にモルヒネを投与しても細胞外HA濃度は変化しなかった。選択的μ-アゴニストの[_D-Ala^2,MePhe^4,Gly(ol)^5]エンケファリン0.2μg脳室内投与により細胞外HAは投与前の約250%に上昇し、この効果はナルトレキソン1.6mg/kgを30分前に皮下投与しておくことにより消失した。選択的k-アゴニスト U-50,488の3.8および7.6mg/kg皮下投与あるいは選択的δ-アゴニスト[_D-Pen^2,_D-Pen^5]エンケファリン0.5および2μg脳室内投与では細胞外HA濃度に有意な変化は見られなかった。このような成績は、μ-受容体刺激により、神経性HAの遊離が促進されることを示すものと結論した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Chikai,T.et al.: "Increase in the Extracellular Histamine in the Rat Striatum by μ-Opioid Receptor Activation" J.Neurochem.62(2). 724-729 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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