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エンドトキシン投与によるマウス胸腺におけるアポトージス

研究課題

研究課題/領域番号 05670270
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 細菌学(含真菌学)
研究機関愛知医科大学

研究代表者

横地 高志  愛知医科大学, 医学部, 教授 (20126915)

研究分担者 張 月華  愛知医科大学, 医学部, 助手 (80247717)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードエンドトキシン / LPS / アポトージス / 胸腺 / プログラム細胞死
研究概要

エンドトキシン投与によるマウス胸腺細胞の細胞死がアポトージスによって引き起こされるかどうか検討した。4週令のBALB/cマウスに大腸菌0111由来エンドトキシンを100mg腹腔内に投与し、各時期に胸腺を摘出し、細胞浮遊液調製後、DNAの抽出を行った。fragmented DNAは、遠心によって高分子のDNAから分離され、アガロースゲル電気泳動で解析された。【.encircled1.】10mug以上のエンドトキシン投与でアポトージスが誘導され、投与量に依存して増大した。【.encircled2.】アポトージスは、エンドトキシン投与後、6時間目から検出され、18時間目に最も強く、4日目には消退した。【.encircled3.】PI染色による裸核当たりのDNA量は、エンドトキシン投与マウスに明らかに少ないものが検出された。【.encircled4.】エンドトキシン100mugを投与したマウスでは、胸腺のみに明らかなfragmented DNAが検出できたが、骨髄、脾臓、リンパ節では検出できなかった。【.encircled5.】副腎を摘出したマウスにエンドトキシンを投与したが、副腎摘出マウスでは、胸腺でのアポトージスが認められなかった。【.encircled6.】マウスより胸腺を摘出し、胸腺細胞の細胞浮遊液を作り、in vitroでエンドトキシンを作用させたが、アポトージスは全く認められなかった。【.encircled7.】エンドトキシン投与と同時に抗TNF抗体を投与したが、抗TNF抗体処理群ではアポトージスは誘導されたが、その程度は抗体非投与群に比較して弱かった。エンドトキシンによるマウス胸腺細胞の破壊が、アポトージスによって引き起こされることを明らかにした。この胸腺におけるアポトージスでは副腎皮質ホルモンが主要な役割を果たしていること、さらにTNFも部分的に関与していることも明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y-H Zhang et al.: "In vivo induction of apoptosis(Programmed cell death)in mouse thymus by administration of lipopolysaccharide" Infect.Immun.61. 5044-5048 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Takashi Yokochi: "A murine model of experimental autoimmune lens-induced uveitis using Klebsiella 03 lipopolysaccharide as a potent immunological adjuvant" Int.J.Exp.Path.74. 573-582 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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