研究課題/領域番号 |
05670302
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
徳久 剛史 千葉大学, 医学部, 教授 (20134364)
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研究分担者 |
高宮 恒治 千葉大学, 医学部, 助手 (30009659)
幡野 雅彦 千葉大学, 医学部, 助手 (20208523)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1993年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | AP-1 / B細胞 / トランスジェニックマウス / c-fos / c-jun |
研究概要 |
fos/jun複合体(AP-1)のリンパ球分化増殖過程における機能はいまだ明らかにされていない。このAP-1のB細胞分化における機能を解明するために、c-fosやc-junの発現異常をきたしている6種類の異なるトランスジェニックマウスを用いて以下のように研究をすすめる。 1.H2-fos/junダブルトランスジェニックマウスにおけるB細胞の分化異常をIL-7を用いたIn vitroの骨髄培養系を用いて明らかにする。 2.遺伝子誘導型のトランスジェニックマウス(Mx-c-fos、MT-c-jun)やc-fosやc-jun遺伝子をターゲッティング法により不活性化したマウスを用いる。これらのマウス由来の骨髄細胞からIn vitroの骨髄培養系を用いてB細胞を分化増殖させる。その時、c-fosやc-junの過剰発現時期とB細胞分化異常の関係を解析する。 その結果から平成5年度には以下のことが明らかになった。 1.H2-fos/junダブルトランスジェニックマウス由来の骨髄細胞培養によりB細胞の初期分化が著しく遅れることが明らかとなった。 2.遺伝子誘導型のMx-c-fosマウス由来の骨髄細胞系を用いたB細胞初期分化の系でc-fosの発現、誘導させることによりAP-1活性を増加させるとB細胞の分の増殖が停止した。 これらのことから過剰AP-1はB細胞の初期分化増殖を抑制する事が示唆された。
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