研究課題/領域番号 |
05670424
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般
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研究機関 | 佐賀医科大学 (1995) 九州大学 (1993-1994) |
研究代表者 |
長澤 浩平 佐賀医科大学, 医学部, 教授 (00108721)
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研究分担者 |
牛山 理 佐賀医科大学, 医学部, 助手 (40253596)
上田 良輝 九州大学, 医学部, 医員
堀内 孝彦 九州大学, 医学部, 助手 (90219212)
都留 智巳 九州大学, 医学部, 医員
真弓 武仁 九州大学, 医学部, 助手 (70219541)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | T細胞活性化 / リン酸化 / SLE / PMA / オカダ酸 / TNF-α / HTLV-1 / IgM産生 / 膜型TNF-α / 活性化Tリンパ球 / Bリンパ球 / シグナル伝達 / 細胞内Ca^<2+> / Tリンパ球 / 蛋白リン酸化 / 活性化 / CD3 / TNFα |
研究概要 |
SLE患者T細胞はphorbol myristate acetate(PMA)に対する増殖反応が低いことがわかっていたが、この際T細胞の80kDaや64kDaの蛋白のリン酸化が著明に低下していることが明らかになり、このことがSLE患者T細胞の活性化の欠陥に関連していることが示唆された。さらに蛋白脱リン酸化阻害剤であるオカダ酸を加えると、80kDa蛋白のリン酸化が増強され、T細胞の増殖反応も促進されたが、SLE患者T細胞ではこれらの反応が極めて弱いことを証明した。このSLE患者T細胞の活性化障害とは裏腹に、抗CD3抗体でT細胞を刺激すると、B細胞へのシグナルは効率よく伝達され、B細胞によるIg産生が増加する傾向を示した。 また、最近T-B細胞相互作用においてT細胞上の膜型TNF-αが注目されるようになった。われわれは健常者T細胞にHTLV-1を感染させると細胞表面に26kDaの膜型TNF-αが発現することを明らかにした。この感染T細胞と自己B細胞を培養すると、B細胞によるIgM産生が有意に増加し、抗TNF-α抗体により抑制された。このように膜型TNF-αはB細胞に刺激を送るaccessory moleculeと考えられ、しかもそれがHTLV-1感染によってもたらされるという重要な知見を得た。さらに、膜型TNF-αを発現したT細胞に抗TNF-α抗体を作用させると、細胞内Ca^<2+>の上昇が起こり、IL-2やIFN-γの産生が増加することも確かめられた。このように、T細胞に発現されるTNF-αは新しい機能分子であることが示唆され、SLEなど自己免疫疾患における意義について検討中である。
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