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SLE発症、憎悪における日光暴露によるアポプトーシス誘導の可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670434
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

寺井 千尋  東京女子医科大学, 医学部, 講師 (40188660)

研究期間 (年度) 1988 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードアポトーシス / リンパ球 / SLE / 紫外線 / DNA strand break
研究概要

発症時、憎悪時のSLE患者の血中にヌクレオソーム単位のDNAが証明されるか否かの検討を行った。このためには日光暴露直後の患者血液が必要である。この一年間にフレシュなSLE症例は多数例が当センターに来院したが、最短でも日光暴露から3日目以降のサンプルしか得られなかった。これらサンプル血液中にはフリーDNAは証明されず、アガロースゲル、ポリアクリルアミドゲルを用いてもDNAのラダー形成(ヌクレオソーム単位のDNA)を証明できていない。このためにはより新鮮な症例が必要と思われ、検討を続けている。
基礎面よりの検討では、培養細胞、リンパ球、単球、マクロファージ、顆粒球を用いてgamma線照射によるDNA傷害の程度、その修復過程について検討した。Mfは単球を7日間培養したものを用いた。各細胞に640radのgamma線を照射しDNA strand breakの程度、DNA修復を、DNA unwindingu assayで測定した。CEMは急速にDNA修復をおこない、30分後にはほとんどDNA修復を終えていた。リンパ球は1-2時間後までに修復を終えていた。単球や培養7日目のマクロファージもリンパ球を同程度の速度で、同レベルまでDNA修復をすることが示された。一方、顆粒球の修復能は明らかに劣り、4時間後においても200rad照射に相当するDNAのニックを残していた。リンパ球では、いったんDNA single strand breakを修復した後、24ないし48時間後には再びDNA strand breakの増加がみられ、アガロースゲルではDNAのラダー形成が証明され、後期のDNA breakはアポトーシスによるものと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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