• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ラット尿細管基底膜側細胞膜(BLM)を用いたエンドセリンのNa・水利尿作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 05670437
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内科学一般
研究機関産業医科大学

研究代表者

由宇 宏貴  産業医科大学, 医学部, 講師 (00140913)

研究分担者 筬島 明彦  産業医科大学, 医学部, 助手 (50248564)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードエンドセリン / アデニレートシクラーゼ / AVP 10^<-8> mol刺激下。n=3。ET-10を100%として計算> / 水・Na利尿 / ラット腎尿細管基底膜側細胞膜
研究概要

エンドセリン(ET)の水・Na利尿作用に関して、Oishiらは、AVPにより刺激された水透過性亢進がETにて阻害されるが、ET自体の水透過性に対する作用を否定した。Nadlerらは、ETによるAVPの作用の阻害はPre cAMP siteでPKCとGi蛋白を介して働くと考えた。
我々は、Scaleraらの変法を用いて単離したラット腎尿細管基底膜側細胞膜(BLM)を用い、アデニレートシクラーゼ(AC)系に対するETの作用をみた。
方法・結果)BLM,Assay Mixture,AVP10^<-8>molにて、十分刺激されたAC系に対し、ETを10^<-5>〜10^<-12>molの濃度で加え、産生されたcAMPの測定をおこなった。なお反応は37℃、10分間、反応停止は3分間の煮沸にて行い、上清を用いヤマサの測定キットによりcAMPを測定した。ET-1、ET-3の上記濃度内では、ET無添加のものとのcAMP産生量に有意な差はなく、AVPにて刺激されたAC系に対しての抑制作用は認められなかった(下表)。
次に同様の方法でETのAC系への直接作用をみたところ、ET-1にては、cAMP産生量に有意な差はみられなかった。考案)今回、AVP刺激下のAC系に対し、ETの作用はみられなかった。我々のBLMでは、PKCが含まれていない可能性が強いことより、この結果は、ETはPKCを介してAC系に作用するというNadlerらの意見を間接的に示唆していると考えられる。また、ETのAC系への直接作用についても、否定的であった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi