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肝細胞癌におけるTGFalpha発現の意義に関する基礎および臨床的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670479
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

末盛 彰一  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (90235838)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード肝細胞癌 / TGFalpha / アンチセンスオリゴヌクレオチド
研究概要

本研究期間に得られた新たな知見。
1.ヒト肝細胞癌組織においてTGFalphaおよびその受容体であるEGFRは高い頻度で発現していた。TGFalphaの発現は高分化型肝癌において高く、EGFRの発現は低分化型肝癌において高かった。弱いTGFalpha発現を示しEGFR過剰発現を認めた肝癌は治療後の再発が高い傾向を認めた。TGFalphaおよびEGFRの発現は増殖の指票と考えられるPCNA発現とは有意の関連性を示さず、形態的変化、血管新生などとの関連性も考えられた。肝癌周囲の表癌部にも強いTGFalphaの発現を認めたがEGFRの過剰発現は観察されなかった。
(第35回日本消化器病学会大会報告)
2.TGFalpha antisense oligonucleotidesの添加により培養肝癌細胞の増殖能は30-50%抑制された。random oligonucleotidesは全く抑制を示さなかったことから培養肝癌細胞における増殖因子としてTGFalphaの作用が確認された。
(第29回日本肝臓学会総会報告)
3.血清TGFalpha値は健常者、慢性肝炎、肝硬変、肝癌合併肝硬変でそれぞれ16.6±10.0,35.4±38.7,71.6±83.7,84.2±71.4(±pg/ml)と肝病変の進行に伴い上昇した。血清アルブミン値と負の相関、血清AFP値と弱いが正の相関を示した。同一患者において血清TGFalpha値の変動を追えた10症例では肝癌発症後、有意にTGFalpha値は上昇した。
(第28回日本肝臓学会東部会報告,1994年アメリカ消化器病学会報告予定)

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Mikiya Kitamoto: "The assessment of PCNA immunohistoclemical staming in small hepotacellular carpinuma and its relotunchip to histologic chorgcatenchion" Cancer. 72. 1859-1865 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 末盛 彰一: "小腸細胞の細胞増殖調節機構におけるTGFalphaおよびTGFbeta発現の意義について" Therapeutic Research. 15. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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