• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

培養ヒト肝細胞のアルブミンとAFP産出および抑制機序の分子生物学的解

研究課題

研究課題/領域番号 05670498
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

蓮村 哲  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30189518)

研究分担者 新谷 稔  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20198419)
永森 静志  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (60119831)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードアルブミン / アルファフェトプロテイン / サイロイドホルモン / グルココルチコイド / Tumor Necrosis Factor
研究概要

血清アルブミンとAFPの遺伝子は、同一の遺伝子上にtandemに配列し、また両遺伝子の相同性により同一の起源に由来すると考えられている。
それぞれの遺伝子上流にはプロモターやエンハンサー遺伝子が存在し、発現を調節している。特にAFP遺伝子のプロモータとエンハイサー遺伝子の間にはサイレンサー遺伝子が確認され注目されている。
この研究ではアルブミンやAFP産生能を有したヒト肝癌細胞株JHH-4,5,7株を用いて生理活性物質やホルモンによる両蛋白の産生能の変化を観察した。Tumor Necrosis Factor処理によりJHH-5株ではアルブミン産生抑制が強く認められたが、JHH-7では中等度、JHH-4株では一定濃度ではやや産生の増加する傾向も認められた。
ホルモンについてはグルココルチコイドとサイロイドホルモンについて検討した。サイロイドホルモン添加によりJHH-7株ではAFP産生の抑制が強く観察された。一方JHH-4やJHH-5株でのAFP産生抑制は明らかでなかった。またアルブミン産生についてはJHH-7株のAFP産生で認められたような明らかな変動はなかった。
以上より細胞株によりその生理活性物質やホルモンに対する反応性は異なり、トランスクリプショナルファクターにおよぼす作用は異なると考えられる。特にサイロイドホルモン添加時のサイレンサー遺伝子、あるいはホルモンの核リセプターとの関連について検討予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 深谷憲一,蓮村哲 他: "ヒト肝癌細胞株産生AFP・アルブミンにおよぼす副腎皮質,甲状腺ホルモンの影響" 日本癌学会総会記事(第52回). 342 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 柏崎英樹,永森静志 蓮村哲 他: "ヒト肝癌細胞株の肝特異蛋白産生に対する各種ホルモンの影響" 日本消化器病学会雑誌. (in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 永森静志 他: "21世紀を目指し羽ばたく消化器病学" 消化器疾患におけるin vivoとin vitroの接点肝細胞研究から臨床応用への道, 3 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi