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人工合成ペプチドによる肺線維症発症の抑制

研究課題

研究課題/領域番号 05670518
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関東京大学

研究代表者

大国 義弘  東京大学, 医学部(分), 助手 (70203726)

研究分担者 岡部 富士子  東京大学, 医学部(分), 助手 (60142254)
吉良 有二  東京大学, 海洋研究所, 講師 (90057068)
村山 芳武  東京大学, 医学部(分), 助手 (40219952)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード肺線維症 / ブレトマイシン / G蛋白質 / マウス実験モデル / 気管支肺胞洗浄 / TGFβ / ミンク肺細胞 / ペプチド
研究概要

ブレオマイシン肺臓炎モデルマウスの実験:浸透圧の差により2週間で徐々にブレオマイシンが放出されるポンプをマウス皮下に埋め込む。その後1週間で、(A)Gi抑制性ペプチドポンプを埋め込む群、(B)Go抑制性ペプチドポンプを埋め込む群と(C)ブレオマイシン処理のみのコントロール群に分けて観察した。ブレオマイシン処理後3週間でマウスの右肺に対し、気管支肺胞洗浄(BAL)を、左肺はH-E染色用と電子顕微鏡用とに分けて標本を作製した。その結果、ブレオマイシン処理直後からマウスの体重が徐々に減少することが明らかとなった。その後A群、B群では明らかに体重の減少が抑制されたが、C群では体重が減り続けた。C群では、H-E染色で胸膜直下に肺臓炎様の病理所見が得られた。ブレオマイシンを経気道投与時に見られる中枢側気管支周囲の病変に比べ、人間で見られる肺臓炎所見に近い病理像であった。A群、B群ではC群に比し、H-Eでも電顕所見でも肺臓炎はやや抑制傾向はあるが明らかな違いは見られなかった。さらにA群とB群との差もはっきりしなかった。BAL液中の細胞数は各群の間で明らかな差は認められなかった。
細胞レベルでの実験:TGFβ作用をアッセイする系としてよく用いられるミンク肺細胞CCL64を用いて、各合成ペプチドTGFβ作用を抑制するか否かを調べた。その結果、Gi抑制性ペプチド、Go抑制性ペプチドともにTGFβ作用の抑制が見られなかった。ところが、Go抑制性ペプチドはその自体にCCL64の増殖を抑制する作用があることを見つけた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Okamoto,T.: "GTP-binding protein-activator sequences in the insulin receptor" FEBS Lett.334. 143-148 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Takahashi,K.: "Conversion of G-protein specificity of insulin-like growth factor II/mannose 6-phosphate receptor by exchanging of a short region with β-adrenergic receptor" Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 90. 11772-11776 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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