研究課題/領域番号 |
05670520
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
呼吸器内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
月本 光一 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (80242204)
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研究分担者 |
宮里 逸郎 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (10014375)
市岡 正彦 東京医科歯科大学, 医学部, 講師 (00176281)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 肺水腫 / 静水圧 / 透過性亢進 / Leukotriene / Tronbosane / 肺毛細血管 |
研究概要 |
肺水腫は一般に静水圧亢進型と透過性亢進型という2つの方に分類されているがオーバーラップする症例も少なくない。また高地性肺水腫や神経源性肺水腫などは両方の性質を持つ手目に分類が難しいといわれる。これらの肺水腫はその成因としての病態メカニズムは十分に解明されていない。我々は家兎潅流肺モデルを用いた研究で静水圧上昇が透過性亢進を引き起こす可能性について検討を行った。高潅流圧(transmural pressure 52.5cmH_2O)において1時間の潅流を行ったところ、気管支肺胞洗浄液中担蛋白濃度は1.55g/dl、推定肺胞液中蛋白濃度は3.6g/dlと非常に高く、高transmural pressureが透過性亢進を引き起こしたと考えられた。また推定肺胞液中のロイコトリエンの上昇も認めた。気管支肺胞液中、推定肺胞液中のトロンボキサンB_2の上昇も認めた。Schoeneらは高地性肺水腫患者の肺胞洗浄液でロイコトリエン、トロンボキサンの上昇を認めたが、今回のこの動物実験で同様の結果であり、高transmural pressureがロイコトリエン、トロンボキサンを上昇させることが示唆され,高transmural pressureが高地性肺水腫に対して主な役割を果たしていると示唆された。
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