研究課題/領域番号 |
05670674
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
乾 幸治 大阪大学, 医学部, 講師 (90175208)
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研究分担者 |
金田 安史 大阪大学, 細胞生体工学センター・(細胞構造機能部門), 助教授 (10177537)
岡田 伸太郎 大阪大学, 医学部, 教授 (30028609)
福島 久雄 大阪大学, 医学部, 助手 (70199214)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ジストロフィン / in vivo |
研究概要 |
Kunkel等によるジストロフィンのクローニングとジストロフィン欠損マウス(mdx)の発見によってジストロフィン遺伝子のin vivoでの発現が可能となり、これまでミニジーンをウィルスベクターに組み込む方向、発現ベクターを直接筋に注入する方法などが検討されてきた。我々は高効率に全ジストロフィン遺伝子の導入発現をHVJ-リポソーム法を用いることにより可能とした。方法はRSU.Mouse leukemia virus,human dystrophinのプロモーターを持つプラスミドを、核移行蛋白HMG-1と結合させ、リポソームにHVJとともに封入した。12〜18FKSのmdxマウスの大脳四頭筋にin vivoで直接注入することにより遺伝子導入を行ない、発現の確認は各種抗ジストロフィン抗体を用いて免疫組織学的検索を行なった。結果は、遺伝子導入後3日から10日後のジストロフィン染色にて、筋細胞膜及び筋細胞質内でジストロフィンの染色が認められた。発現効率は3日後で最高で、RSVプロモーターを持つプラスミドが最も高く、26%であった。しかし発現量は3日後を最大として減少する傾向があったが10日目でも発現は見られた。
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