研究課題/領域番号 |
05670683
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
武井 修治 (1995) 鹿児島大学, 医学部, 講師 (60175437)
吉永 正夫 (1993-1994) 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (10145469)
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研究分担者 |
奥 章三 鹿児島大学, 医学部, 助手 (80224145)
今中 啓之 鹿児島大学, 医学部, 助手 (80223329)
野村 裕一 鹿児島大学, 医学部, 助手 (90237884)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1995年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | トランスジェニックマウス / 甲状腺ホルモンβ受容体 / 疾患モデル / ドミナントネガティブ作用 / 甲状腺ホルモン不応症 / 甲状腺受容体 / 遺伝子組換え / 甲状腺機能低下症 / c-erbAβ遺伝子 / 変異c-erd Abeta / 甲状腺ホルモン抵抗性機能低下症 / トランスジエニツクマウス |
研究概要 |
甲状腺ホルモンは様々な作用をもつが、その生体内での作用機序は複雑で不要な点が多い。その標的受容体の異常により甲状腺ホルモンに対する不応症が存在することが知られているが、症状は多彩で、病態に関し未解決な部分が残されている。 ここで我々は、甲状腺ホルモン受容体異常症の病態を把握するために、甲状腺ホルモン不応症の患児より得られた変異遺伝子をマウスへ導入することで、病態モデルハウスの作製を試みた。その結果、変異遺伝子導入により合計6匹のトランスジェニックマウスを得たが、そのうち4匹において系統が樹立された。導入遺伝子のコピー数はゲノムあたり1〜100コピーと様々であったが、変異遺伝子の発現はRT-PCR方により肝臓、筋肉、甲状腺等で確認された。 トランスジェニックマウスの表現型は一様でなくほとんど正常マウスと変わらないもの、軽度(約5%)の発育不良を認めるもの、正常より12%の体重増加不良を示すものがあり、脱毛の見られる系統もあった。甲状腺ホルモン不応症において症状は一様でなく、この点でトランスジェニックマウスは病態を反映している可能性が示唆された。 この病態モデルマウスの解析により、甲状腺ホルモンのも作用や甲状腺ホルモン不応症の病態の解明が今後すすむものと考えられる。
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