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ヒト真皮CD34陽性細胞の機能的解析

研究課題

研究課題/領域番号 05670719
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関東北大学

研究代表者

相場 節也  東北大学, 医学部, 講師 (80159269)

研究分担者 工藤 和浩  東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (80211209)
研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードCD34 / 線維芽細胞 / 強皮症 / 瘢痕 / ケロイド
研究概要

交付申請書の記載に基ずき下記の点に関し検討を加え新しい知見を得た。
1。種々の皮膚疾患におけるCD34陽性細胞の動態。
種々の炎症性、腫瘍性皮膚病変より組織を生検し、そこにおけるCD34陽性細胞の分布、密度などを比較検討したところ、強皮症病変部皮膚において、選択的にCD34陽性細胞が著しく減少ないし消失していることが明らかとなった。現時点で原因の全く明らかでない強皮症の病因を考える上で極めて興味深い所見と思われる。
2.真皮CD34陽性細胞の単離.
ヒト皮膚をコラゲナーゼ、DISPASE、などを用いて処理することにより真皮細胞を単離培養した。培養以前の真皮細胞浮遊液中には、約30%のCD34陽性細胞を含んでいたが、継代培養を重ねると次第にCD34陽性細胞は消失した。CD34抗原の発現と細胞増殖との関連が示唆された。
3.CD34抗原陽性細胞のコラーゲン合成能
肥厚性はん痕、ケロイドの種々の段階を生検し、CD34抗原、コラーゲン合成能の指標であるproryl-4 hydroxylaseの発現を検討した。初期の肥厚性はん痕、ケロイドにおいては、構成細胞のほぼ全てがCD34抗原陰性、proryl-4 hydroxylase陽性であったが、炎症症状の消失した病変では、逆に、CD34抗原陽性、proryl-4 hydroxylase陰性となった。また、その移行期に両者を発現している細胞が存在した。また、免疫二重染色にて両者が同一細胞に発現されていることが明らかとなり、CD34抗原陽性細胞とコラーゲン合成能を有する線維芽細胞との移行が明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Satoshi Nakagawa: "Interaction of cutaneous Stromal cells and 8/δ T cell receptor-positive cells" European Journal of Immuntlogy. 23. 1705-1710 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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