研究課題/領域番号 |
05670721
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
児島 孝行 千葉大学, 医学部・附属病院, 講師 (20161911)
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研究分担者 |
鈴木 信夫 千葉大学, 医学部, 助教授 (90111426)
寺野 隆 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (70237006)
望田 篤 千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (90239567)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1995
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | psoriasis / cytokine / Interleulcin-8 / GRO / cyclosporine A / eicosapentaenoic acid / Interleukin-8 |
研究概要 |
ポリクローナル抗IL-8抗体を用いて、エイコサペンタエン酸投与前後の乾癬病巣でのIL-8の染色態度を検討した。IL-8は、主として角層の特にMunro's microabscessの部位に陽性所見がみられ、また一部では基底層部分にも認められた。また乾癬患者の病巣部でのIL-8及びgroのmRNAが強く発現していることがnorthern blotting及びPCR法によって明らかになった。そしてこれらの発現はシクロポリンAを内服することによって消退することも確認された。乾癬患者単球をConAで刺激して、IL-1,IL-6,IL-8などのサイトカインの産生をみたところ、EPA治療前に亢進していたものが、軽快後は正常化していることをみいだした。EPAの乾癬への効果はすでに報告したが、さらにシクロスポリンAの副作用を軽減し、両者の併用により、相乗効果がみられるか否かを判定すべく、低用量のシクロスポリンAとEPAを組み合わせた乾癬患者への臨床効果を検討しており、一部では有用な結果を得ている。現在さらに症例数を増やして検討中である。
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