• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

CRによる肺野腫瘤カルシウム量の定量化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670777
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関神戸大学

研究代表者

山崎 克人  神戸大学, 医学部, 助手 (50210381)

研究分担者 糸氏 英一郎  神戸大学, 医学部・附属病院, 助手 (90243302)
今中 一文  神戸大学, 医学部・附属病院, 講師 (30211064)
足立 秀治  神戸大学, 医学部, 講師 (60159407)
河野 通雄  神戸大学, 医学部, 教授 (60030938)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードコンピューティッド・ラジオグラフィー / 肺野腫瘍 / カルシウム量 / 定量的測定
研究概要

本研究によって以下の結果が得られた。
1)従来は胸部には銅フィルターが用いられていたが、肺野内のカルシウム量の定量化のために新しいフィルターの開発をおこなった。(Gd-Tin Filter)2枚のImaging Plate(IP)間のenergy separationを大きくし、サブトラクション効果の改善をはかる目的で、Gadoliniumをpre-filterに用い、IP間の拡大率の差を減少する目的で、スズをintermediate filterに用いた新しいエネルギーサブトラクション法を考案した。
2)CRエネルギーサブトラクション一回曝射法(Single Exposure Dual Energy Subtraction,SEDES)を使用した。これにより得られたCRエネルギーサブトラクション骨画像を用い、肺腫瘤内カルシウム量の定量化の方法を試み良好な結果が得られた。胸部ファントームと疑似腫瘤をもちいた実験では、疑似腫瘤の実測pixel valueから周囲の肺野あるいは肋骨のpixel valueを差し引き、真の疑似腫瘤のpixel valueを求めこの回帰直線から疑似腫瘤の測定カルシウム値を求めた。測定カルシウム値と実際のカルシウム値の間にはほぼ線形の関係が得られた。
今後、結節影を呈する肺癌及び結核腫を主とする良性肺腫瘤について症例を重ね、良悪の鑑別基準となるカルシウム値について検討を加えていきたい。本研究の結果を集検等で指摘された肺野腫瘤について実際に適応してみることにより質的診断の精度の向上が期待される。特に最近、叫ばれている微小早期肺癌の診断には本研究の結果の適応が期待される。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 糸氏英一郎: "肺癌診断におけるコンピューテッド・ラジオグラフィー(CR)の有用性に関する検討" 日本医学放射線学会雑誌. 53. 655-666 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi