研究課題/領域番号 |
05670792
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
播磨 敬三 関西医科大学, 医学部, 助手 (20121973)
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研究分担者 |
河 相吉 関西医科大学, 医学部, 講師 (30152896)
赤木 清 関西医科大学, 医学部, 講師 (30098115)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 実験動物 / 加熱バルーン血管形成術 / 温熱処理 / Angioplasty / 血管傷害 / RF波 / 温熱 / 血管形成術 / Thermal angioplasty |
研究概要 |
15.56MzのRF加温装置を用いて寒天ファントムでの温度分布測定を行った。5FのBaloon Catherをを留置し測温した。30%食塩水では最高温度57度が得られたが10%の食塩水では46度であった。サーモグラフィーでの測温では温度精度が悪いため正確な温度分布は得られなかった。しかし、家兎を用いた通常の6ATMでPTAを行た群と30%食塩水でバルーンを満たした20cmの対極板を用いた50度以上で2分間の熱量を与え、2ATMでPTAを行った群で比較した。正常血管の拡張率は通常のPTAで3+-5%で、Thermal PTAで12+-3%であった。動脈硬化性血管の狭窄率は通常のPTAで29%から18%、Thermal PTAでは33%から6%と良好な拡張を得た。血管周に対する内膜断裂の割合は通常のPTAで36%、Thermal PTAでは6%であった。断裂の深度は通常のPTAでは中膜断裂が見られたのに対して、Thermal PTAではこれらを観察しなかつた。平成6年度が計画当初の加温温度は60度を得ることが目標であるが、従来の加温装置及びカテーテルでは55度しか得ることができなかった。これらを改良するために白金Wireをバルーン腔内に誘導し、60度以上の高温、到達時間の短縮を試みたが、血流等の熱拡散のため、十分な高温を得ることが出来なかった。計画当初の加温温度を得るに必要な加温装置の技術的問題を解決できなかった。
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