研究課題/領域番号 |
05670795
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | (財)東京都老人総合研究所 |
研究代表者 |
外山 比南子 (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 主任研究員 (50180188)
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研究分担者 |
織田 圭一 (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 研究員 (70224235)
千田 道雄 (財)東京都老人総合研究所, ポジトロン医学研究部門, 副参事研究員 (00216558)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | データベース / ユーザーフレンドリ・インターフェイス / モデル解析 / ファジ-理論 / フラクタル次元 / 非線形最小自乗法 / マルケ-ト法 / パラメトリック画像 / 医用画像処理 / ファジー理論 / 動態解析 / インターフェイス |
研究概要 |
生体機能の計測を主な目的とする核医学画像診断法では、コンピュータ技術の利用が不可欠で、今日では、対象とするデータ量が増大しより高性能なコンピュータと高度な処理が要求されている。その中で、誰もが容易に使える操作性の向上、複雑な生体モデルに対する解析法の確立、データベースの構築が重要な課題となっている。本研究では、これらの課題に対して、人工知能技術やファジ-理論を導入して、1)ユーザフレンドリインターフェイスの開発、2)先験的医学知識を利用したモデルの構築と数学的解法の開発、3)それを用いた臓器機能画像(パラメトリック画像)の作成、4)解析結果のデータベースの構築と解析法の開発を行うことを目的としている。 本研究では2年度にわたってデータベースの改良と画像処理技術の開発を行った。初年度はデータベースを新しいワークステーションに移植してモティーフを用いた操作性の向上と高速化、データベースの内容の検討を行った。次年度は、新しいシステムで改良したデータベースを稼働させその動作を確認するとともに、画像処理ソフトとの結合も行った。画像処理技術の開発は主に次の2点についておこなった。一つはフラクタル次元を利用した画像解析法の開発で、画質を評価するためのテクスチャー解析と、輪郭抽出のために利用した。中でも輪郭強調フィルターは、MRI脳画像の自動輪郭抽出を可能とし、サーフェイス表示の自動化、高速化に有用であった。2つめは動態画像の解析法の開発で、初年度はコンパートメントモデルによる非線形最小自乗法Marquadt法のプログラムを作成し、シュミレーションデータや臨床データについて基礎的な研究を行った。次年度はファジ-推論を導入した高速化の試みとパラメトリック画像の作成を検討した。パラメトリック画像では、分解能を劣化することなく画像を平滑化する特殊なフィルターを開発した。
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