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てんかんにおける興奮性および抑制性神経伝達機構の免疫組織化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670811
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関岡山大学

研究代表者

森本 清  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (20166432)

研究分担者 山田 了士  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (10240029)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードてんかん / 免疫組織化学 / GABA / カイニン酸 / キンドリング
研究概要

これまでの予備的研究で,正常ラットの通常脳切片における抑制性神経伝達系のGABA免疫組織化学的染色は可能となった.これらの神経伝達物質の海馬内分布としては,海馬歯状回,CA4およびCA3領域に陽性細胞を多く認め,CA1領域に散見され,従来の報告とほぼ一致していた.しかしこれらの免疫染色陽性細胞数を定量化するためには,脳切片に単一細胞が含まれる厚さ(5μm)へ薄層化する必要があり,そのためには凍結切片をクリオスタットで切り出す必要がある.ところが,凍結切片の免疫染色では安定した神経伝達物質の染色性が得られず,現在その問題を解決すべく方法論を検討中の段階である.具体的には,脳の凍結方法を従来の方法(アセトンとドライアイス法)より急速な凍結法(ドライアイスガス法)に改良し,さらに脳切片の固定液をグルタールアルデヒドにパラフォルムアルデヒドを混合する方法へと改良を試みている段階である.カイニン酸の投与による実験てんかんモデルでの実験においては,従来の方法ではGABA免疫活性陽性細胞数の定量化に至っておらず,肉眼的観察結果では対象群と比べて明らかな変化を捉えていない.
キンドリング動物は,予備的に安定して作成できることが確認済みである.カイニン酸モデルは安定した辺緑系発作重積状態が生じることを脳波,行動面から観察でき,さらに組織学的研究で海馬CA1,CA3に錐体細胞の脱落像がみられることも確認できた.
タウリン,ソマトスタチンの免疫組織化学研究はまだ着手していない.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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