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老年者の痴呆とJCウイルス-治療の可能性のある痴呆-

研究課題

研究課題/領域番号 05670831
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 精神神経科学
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

森 眞由美  (財)東京都老人総合研究所, 分子生物学, 研究員 (50110698)

研究分担者 野田 孝一  東京都老人総合研究所, 室長 (00073007)
水谷 俊夫  東京都老人総合研究所, 室長 (40124416)
青木 直人  東京都衛生研究所, 研究員 (20159289)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードJC / 老年者 / 痴呆
研究概要

1)PCR法について、陽性であった老年者の脳(ホルマリン固定ブロック)のうち、4例において電子顕微鏡にてウイルスの存在を確かめた。1例で結晶構造を持つ明らかなウイルスが確認された。他の3例は、ウイルス粒子と思われる粒子を核内にわずかに含んでいた。免疫電顕にて確認を行っている。
2)JCウイルスの体内伝搬経路を知るために、血液疾患患者骨髄を用い、PCR法にてウイルス検索を行ったところ、30例中4例が陽性であった。現在陽性細胞を免疫組織化学的に検討中であるが、1例はB細胞由来の白血病(90%以上がB細胞)であり、B細胞に感染しているのではないかと推察している。
3)JCウイルス陽性老年者脳を用い,抗リンパ球抗体と抗パポバウイルス抗体とで二重染色を行った。しかし残念ながらリンパが少なく陽性細胞の同定はできなかった。PML患者の脳を用い、再検討中である。
4)JCウイルスのコントロール部位のプローブを作り、老年者脳のnestedPCRを行った。以前のVP1のプローブで陽性であった例は全て、今回の方法でも陽性であった。腎由来のJCウイルスおよびprogressive multifocal leukoencepharopathy(PML)由来のウイルスとの構造の異同を見るために、コントロール部位のDNAを解析中である。
4)JCウイルスに対する特異抗体をVP1、VP2蛋白を用い作製中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Shimada.H.: "Papovavirus detection by electron microscopy in the braim of an elderly patient without oveit progressve multfocal leukoencerbel" Virchows Archiv. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 青木直人: "Detection of JC virus in brains of non-PML elderly patients" 日本病理学会会誌. 82. 216 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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