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インスリンによるグリコース取り込み促進作用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670837
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関群馬大学

研究代表者

柴田 宏  群馬大学, 生体調節研究所, 講師 (20235584)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードインスリン / グルコーストランスポーター / G蛋白
研究概要

これまでエレクトロポレーションにより細胞膜を透過性にしたラット脂肪細胞を用いた検討からGluT4のトランスロケーションにG蛋白が関与していることを明らかにしてきた。しかしGluT4は常に細胞内プールと細胞膜の間をサイクリングしているため、GluT4小胞の細胞内トラフィッキング経路のどのステップにどのようなG蛋白が関与しているのか不明である。そこで平成6年度は、GluT4のエキソサイトーシスとエンドサイトーシスを分離して測定する方法を確立し、それぞれの単方向輸送系におけるG蛋白の関与について検討した。(1)エキソサイトーシスの測定系:主要組織適合抗原(MHC)クラスl由来のペプチドであるD^k‐(62‐85)はGluT4のエンドサイトーシスをほぼ完全に抑制するため、D^k‐(62‐85)存在下ではGluT4のエキソサイトーシスのみを測定することが可能である。(2)エンドサイトーシスは細胞表面のGluT4をトリプシン処理することにより生じる35kDaフラグメントを抗GluT4抗体を用いたイムノブロット法により追跡することが可能である。以上の方法を用いた検討の結果、非水解性GTPアナログのGTPγSはGluT4のエキソサイトーシスを促進するとともにエンドサイトーシスを強く抑制すること、またGluT4のエンドサイトーシスはGTPによって促進され、GDPβSにより抑制されることなどが明らかになった。このことからGluT4のエンドサイトーシスにはGTPの水解が必要であるがエキソサイトーシスには必要としないことが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Shibata,H.,Suzuki,Y.,Omata,W.,Tanaka,S.,Kojima,I.: "Dissection of GLUT4 recycling pathway into exocytosis and endocytosis in rat adipocytes:Evidence that GTP‐binding proteins are involved in both processes." J.Biol.Chem.(印刷中). (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shibata, H., Suzuki, Y., Omata, W., Tanaka, S.and Kojima, I.: "Dissection of GLUT4 recycling pathway into exocytosis and endocytosis in rat adipocytes : Evidence that GTP-binding proteins are involved in both processes." J.Biol.Chem.1995 (in press).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shibata,H.,Suzuki,Y.,Omata,W.,Tanaka,S.,Kojima,I.: "Dissection of GLUT4 recycling pathway into exocytosis and endocytosis in rat adipocytes:Evidence that GTP-binding proteins are involved in both processes." J.Biol.Chem.(印刷中). (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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