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ジーンターゲティングによるNODマウス膵島浸潤リンパ球の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 05670869
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関九州大学

研究代表者

永淵 正法 (永渕 正法)  九州大学, 医学部, 助手 (00150441)

研究分担者 北村 大介  東京理科大学, 生命科学研究所, 教授 (70204914)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード糖尿病 / 膵島炎 / Bリンパ球 / 自己免疫 / NODマウス / lprマウス / Embryonic stem cell / STO細胞
研究概要

免疫グロブリンμ鎖膜型エクソンをジーンターゲティングによって欠損されたB6・μMTマウスのヘテロ接合体(B6・μMT/+)をNODマウスに8回back crossし、Bリンパ球欠損NODマウスのヘテロ接合体を作製した。ヘテロ同士を交配させ、雌のwild type (NOD・+/+)、ヘテロ(NOD・μMT/+)、ホモ(NOD・μMT/μMT)をそれぞれ15、34、17頭得た。genotypeは、PCR法およびFlow cytometryによって決定した。3週毎に血糖を測定し、糖尿病の発症の有無を調べた。任意血糖が250mg/dl以上を糖尿病と診断した。全て、Supecific pathogen free (SPF)の環境下で飼育した。24週令までの雌の発症率は、+/+60%(=9/15)、μMT/+は59%(=20/34)であった。それに対しBリンパ球欠損NODマウスであるμMT/μMTは発症しなかった。雄も24週令で+/+が16%(=3/19)、μMT/+が15%(=15%)の発症を認めたのに対し、μMT/μMTは発症しなかった。なお、5回のbackcross終了時のヘテロ同士の交配によって得られたBリンパ球欠損マウスの病理組織で膵島炎は認められが、コントロールと比べて膵島炎の程度は軽度であった。以上のことから、Bリンパ球欠損NODマウスでは糖尿病の発症が著明に抑制され、膵島炎の程度は軽減された。Bリンパ球はNODマウスの糖尿病発症に必要と考えられた。さらに長期観察、病理組織学的検討、Flow cytometryによる浸潤リンパ球のCD4/CD8比の解析、Bリンパ球移入実験による膵島炎と糖尿病発症に関与するBリンパ球のsubpopulationあるいは抗原特異性の検討などを行なう予定である。

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 永渕正法: "NODマウス由来ES細胞株の樹立" 糖尿病. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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