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バセドウ病眼症皮膚症におけるHSP70およびTSH受容体の遺伝子工学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 05670886
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

磯崎 収  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40147400)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードHSP / バセドウ病 / 眼症 / Antisense oligenucleotide
研究概要

バセドウ病眼症の手術時に後眼窩より脂肪組織を採取し、RNAを抽出しRT-PCRを行いHeat shock protein(HSP)70 mRNAを測定したところ、甲状腺組織と比較してかなり多量にHSP70 mRNAを発現していることが判明した。また患者組織より線維芽細胞を培養しHeat shockを加え、正常皮膚線維芽細胞と比較検討を行ったところ43度2時間という比較的強力なheat shockでは正常細胞との差を認められなかった。すなわち線維芽細胞そのものにおいてはかなり多量にHSP70を産生する能力を有することが判明した。次にこのような線維芽細胞のにおけるHSP70遺伝子の発現を抑制する物質を検索ため比較的緩やかな条件(42度1時間)でheat shockを加えHSP70のmRNAを測定した。他の細胞でHSP70の発現を抑制することが報告されているQuercetinは明らかな抑制作用は認められなかったが皮膚線維芽細胞においてヒアルロン酸の産生を抑制すとされる all-trans-retinoic acidの前処理によりHSP70mRNAの産生が抑制される事が判明した。また、遺伝子発現による影響を検討するため HSP70遺伝子に対するAntisense mRNAを発現するようにVectorに組み込んだものとヌクレアーゼに耐性であるS化で修飾を行ったAntisense Oligonucleotideを作成した。これらを用いてHSP70遺伝子発現を抑制すると甲状腺細胞の分化機能を促進し細胞増殖を抑制することが可能であった。さらにこの方法を用いて患者後眼窩線維芽細胞のプロテオグリカン産生が抑制できるか検討を行っているところである。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2019-02-28  

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