研究課題/領域番号 |
05670896
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
東原 正明 東京大学, 医学部(病), 助手 (80165084)
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研究分担者 |
渡部 終五 (渡辺 終五) 東京大学, 農学部, 助教授 (40111489)
米山 彰子 東京大学, 医学部(病), 医員 (50175684)
三浦 昇 東京大学, 医学部(病), 医員
須永 真司 東京大学, 医学部(病), 助手
小山 真理子 東京大学, 医学部(病), 医員
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ストローマ細胞 / ミオシン / リン酸化 / 脱リン酸化酵素 / モノクローナル抗体 / モノクロナル抗体 / 骨髄幹細胞 / 細胞骨格蛋白 / サイトカイン / フォスファターゼ / 血小板 |
研究概要 |
(1)血液細胞分化に伴って起こるミオシンのアイソフォーム発現パターンの変換と機能変化について、モノクロナル抗体およびcDNAプローブを作製したが、ストローマ細胞のミオシンの形質変換を有意には認めることができなかった。(2)ミオシンの脱リン酸化酵素のcatalytic subunitを精製し、そのMcAbを作ったが、すべてIgMでありimmunoblottingでworkしなかった。そこでnon-catalytic unitも含む酵素を精製し、免疫し、IgG/McAbを6clone得た。これらMcAbは、catalyticおよびnon-catalyticを各々認識するものを含んでいて現在検討中。ストローマ細胞をある細胞周期に同期させ、(脱)リン酸化ミオシン及び(脱)リン酸化酵素の局在をしることで、細胞分裂との関わりを詳細に検討する予定である。gizzardミオシンの脱リン酸化酵素に対するMcAbを作成し、10cloneを得た。すべてIgMであるが、高titerのMAPP3を用い、ELISAをassay方法として、現在ヒト血小板およびHELより脱リン酸化酵素のを精製を試みている。最近、我々は、寒冷曝露時における血小板形態変化が、このMLC20のリン酸化、脱リン酸化のbalanceで説明しうることを示した。すなわち、MLC20の脱リン酸化酵素のみがQ10が5.2と大きく、他の酵素のそれ(約3.0)と比べ温度低下による酵素活性の抑制が大きいことが、非刺激であっても、単に温度を37℃から4℃へ低下させるだけで、細胞内Ca^<2+>の上昇なくしてMLC20がリン酸化され、形態変化が起こる主要な原因であることを証明した。(3)サイトカインの骨髄巨核球細胞突起惹起の力価は、IL6>ILF≧SCF>>IL3の順であった。一方、ストローマ細胞との共培養では、IL-6の容量依存曲線をあきらかにshiftさせた。これらのことは、ストローマ細胞より何等かのサイトカインが分泌されていること、また、細胞間の接触によるsignal transductionの寄与が考えられた。
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