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インターロイキン-2受容体α鎖遺伝子の転写後の発現調節機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05670897
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京大学

研究代表者

中村 郁夫  東京大学, 医学部(病), 助手 (60207868)

研究分担者 松橋 信行  東京大学, 医学部(病), 助手 (10221590)
児玉 龍彦  東京大学, 医学部(病), 助手 (90170266)
大西 真  東京大学, 医学部(病), 助手 (00183236)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードT細胞性白血病 / IL-2受容体 / Rex / mRNAの安定性
研究概要

ヒトT細胞性白血病のHTLV-1ウイルスによる発症機構においてはIL-2受容体α鎖(IL2Rα)の異常増加が重要な役割をはたしている.この原因を明らかにするため、HTLV-1の産物であるp27rexによるのmRNAの安定性の増加の機構を解析した.
L細胞にIL2Rαとp27rexの同時に発現させ、その発現量がIL2RαmRNAの安定性にどのような影響をあたえるか解析した.その結果樹立された細胞ラインのうちRex蛋白を大量に発現しているLtk/1-2a細胞では、IL2RαのmRNA安定化が顕著であったが、他のRex発現量の少ない細胞ラインでは、mRNAの安定性に変化はみられなかった.この結果は、HTLV-1に感染している多くのキャリヤーはなぜ異常増殖を引き起こさないのに、一部の患者で悪性変化をひきおこすかの原因と関与していると考えられる.
さらにRexのtargetとなるシークエンスがIL2RαmRNAのcodingシークエンスにあり、ここにRexが結合することを証明した.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroshi,Kanamori and et.al.: "Stabilization of Interleukin-2 receptor a chain mRNA by HTLV-1 REX in mouse L cells" Biochem.Biophys.Res.Comm.198. 243-250 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Hiroshi,Kanamori and et.al.: "Interleukin-2 receptor a chain mRNA stabilizing HTLV-1 Rex binds to the trans-acting element within the mRNA coding sequence" Mol.Cell.Biol.(発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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