研究課題/領域番号 |
05670945
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
野坂 和男 東京大学, 医学部(病), 助手 (70150274)
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研究分担者 |
野入 英世 東京大学, 医学部(病), 助手
桑田 昇治 東京大学, 医学部(病), 助手 (00241993)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | co-culture / 糸球体上皮細胞 / メサンジウム細胞 / IL1-β / 糸球体再構築モデル / 透過性コラーゲン膜 |
研究概要 |
本研究は、分離培養されたラット糸球体上皮細胞とメサンジウム細胞を、透過性コラーゲン膜の上下面にco-cultureする手法を用いて、in vitroの糸で両者の生理的、更に病的状態に於ける相互関係を明らかにすることを目的として行われた。第1代継代メサンジウム細胞をコラーゲン膜に単独培養(C群)、メサンジウム細胞と共培養(M群)、上皮細胞と共培養(E群)し、メサンジウム細胞のDNA合成を、3H-チミヂンの取り込みで比較検討した。結果:C群に比して、M群では有為な増減はみられなかったが、E群ではメサンジウム細胞の3H-チミヂンは60%程度まで抑制された。生理的状態では、上皮細胞からメサンジウム細胞に対して何らかの増殖抑制因子が出ていることが明かとなった。次に同じ系に、IL1-βを添加して比較した。IL1-βの添加によりC群では、3H-チミヂンの取り込みが著増したが、E群では変化しなかった。メサンジウム細胞に増殖のシグナルが作用している病的状態でも上皮細胞がこれに対抗する作用を発揮することが示唆された。
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