研究課題/領域番号 |
05670986
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
藤盛 啓成 東北大学, 医学部, 助手 (50238622)
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研究分担者 |
土井 秀之 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (90188839)
里見 進 東北大学, 医学部, 教授 (00154120)
佐川 純司 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (60250784)
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研究期間 (年度) |
1993 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | SCIDマウス / GVHD / hu-PBL-SCID / CB-17 / Icr-scid Jel / 照射SCIDマウス / 細胞移入 / NK細胞 / 細胞移入実験 / 細胞浸潤 / GVH反応 |
研究概要 |
SCIDマウスに対するヒト末梢リンパ球の移入実験を開始した。SCIDマウスは、日本クレア(株)よりCB-17/Icr-scid Jclを購入し、飼育した。ヒト末梢血リンパ球は、健康提供者より採取しFicoll/Hypaque及びLymphoprepの密度勾配遠心にて全血より分離した。リンパ球移入経路として、経静脈投与と腹腔内投与の両経路を予備検討し、腹腔内投与とした。細胞回収は全リンパ球(5x10^5 or 1x10^6)投与後2週間におこなった。マウスの血液、腹腔内洗浄液や脾臓よりLymphoprepを用いてリンパ球を分離し、細胞を回収した。抗CD3抗体を用い、ヒトT細胞の占める割合をフローサイトメトリーにて解析した。この結果、移入細胞の生着がまったく認められなかった。SCIDマウスに200から250R total-body gamma照射の全処置を施行しているので、われわれも検討した。さらに、原因として、非特異細胞障害を示すNK細胞やマクロファージの関与する可能性を考え、anti-asialo GM1やanti-lymphocyte antiserum(ALS)、anti-Maclantibodyの投与も検討した。これらの結果は、肝、肺や脾に認められた細胞浸潤はhu-PBL-SCIDマウスにおけるリンパ球の臓器分布と同様の程度であることが判明した。コントロールとして用いたBALB/cマウスも照射・ALSの投与で頻度は少ないが死亡することから、死亡したSCIDマウスはGVH反応による死ではなく、補助処置によるものであると考えた。この時期、ヌードマウスによる可移植性の当研究施設で樹立した食道扁平上皮癌細胞株(TE5)やリンパ腫細胞株をSCIDマウスの腹腔内・背部・足背に接種したが生着しなかった。このため、SCIDマウスを使用する実験を一時中止し、移入するヒト細胞をT細胞やB細胞等に効率よく分離する予備実験をセルソーターやマグネットとビーズを用いて検討した。この結果、B細胞を各種の抗体、マグネットとビーズを用い選択的に分離することが容易になった。
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