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乳癌細胞の抗腫瘍効果増強と分化誘導に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05670990
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関群馬大学

研究代表者

青柳 秀忠  群馬大学, 医学部, 助手 (70241875)

研究分担者 飯野 佑一  群馬大学, 医学部, 助教授 (50124649)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード1α,25(OH)_2D_3 / 22-oxa-calcitrial / estrogen receptor(ER) / progesterone receptor(PgR) / 分化誘導 / Tamoxifen(TAM) / medroxyprogesterone acetate(MPA)
研究概要

1.ヒト乳癌細胞に対する1α,25-dihydroxyvitamin D_3(D_3)の細胞増殖及び形態に及ぼす作用:ヒト乳癌細胞株MCF-7,ZR-75-1に対してD_3は濃度依存性及び時間依存性にDNA合成抑制作用を示し,10^<-13>〜10^<-11>Mの低濃度D_3によってもDNA合成抑制作用を示した.MCF-7、ZR-75-1いずれの細胞も、D_3添加によりディッシュへの接着性の増加と細胞表面積の増大が見られた。
2.ヒト乳癌細胞に対するD_3のestrogen receptor(ER),progesterone receptor(PgR)に及ぼす作用(Whole cell uptake法による検討):(1)MCF-7細胞のERは、対照細胞で3.7±0.9fmol/μgDNAであり、20nM D_3を3週間作用させた細胞で4.2±1.3fmol/μgDNAであり、レセプター数、親和性とも変化なかった。一方、PgRは、対照細胞で結合部位数が5.7±1.6fmol/μgDNAであり、20nMのD_3 3週間作用後,12.3±1.4fmol/μgDNAと2倍以上に増加した。親和性には有意差がなかった。MCF-7のER、PgR数の増加にはD_3の長時間作用が必要であり、3〜7日間の作用では,ER値はむしろ低下し、その後元のレベルに復帰した。一方、PgRは3〜7日間で影響が見られず、3週間後レセプター数が2倍に増加した。(2)ZR-75-1細胞においてはD_3非添加細胞ではER、PgRとも検出できなかったが、20nMのD_3を3週間作用させるとERは結合部位数が0.5±0.3fmol/μgDNAと測定可能に増加し、親和性は11.2±3.1×10^<-10>Mと計算された。さらに、PgRも20nM D_3により結合部位数が3.7±0.3fmol/μgDNA、親和性が22.5±7.0×10^<-10>Mと増加した。
3.D_3処理した細胞の増殖に対するMPA及びTAMの効果:10^<-10>〜10^<-5>MのD_3で3週間前処理したMCF-7細胞に対し、種々の濃度のTAMとMPAを投与したところ、いずれもD_3と相加的な^3H-TdRの取り込みの阻害を示した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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